ALUMNI INTERVIEW
卒業生インタビュー
文科

短期大学時代に身に付いた
「相手の声に耳を傾け、相手に寄り添うこと」を忘れない


文科 心理学コース(2020年度卒業)
羽生市役所 生涯学習部 図書館

Q1 現在のお仕事の内容について詳しく教えてください。

公立の図書館に勤務し、主に児童向けのサービスを担当しています。子どもたちにたくさんの本を読んでもらうためのイベントの企画や、市内の小学校を巡回して所蔵している本を分かりやすく紹介する「ブックトーク」を実施するなど、子どもと本を結びつけることに取り組んでいます。また大人にも図書館を利用していただけるようにウェブサイトやSNSで情報を発信する広報も担い、今年度から開設した図書館公式インスタグラムでは、これまでとは異なる手法で図書館の魅力を伝えると共に、より多くの人と本をつなげられるよう努めています。

Q2 大学での学びが現在のお仕事に活かされていることは何でしょうか。将来の目標についても教えてください。

公務員の仕事は民間企業が手掛けない住民サービスを提供することです。私はそんな「人のための仕事」ができることから公務員という職業に興味を持ちました。住民が喜び、住民のためになるサービスを企画するには住民の声に耳を傾け、住民に寄り添わなくてはなりません。私はその傾聴することの大切さと相手の立場になって共感し、前向きな言葉をかけ、話しやすい環境を整える技法を文科 心理学コースの専門教育科目『カウンセリング論』で修得し、今の職場ではイベントを企画する際にも活かしています。今後のキャリアにおいても、授業で身に付けた技法と傾聴する力を活かして、住民に喜ばれるサービスを創出し続けていきたいです。

Q3 学生生活の中で、学び以外の内容で印象に残っていることを教えてください。

売店で販売していたスコーンとからあげが大好きで、よく友達と空きコマ時間に食べたことを思い出します。

Q4 ご家庭やお仕事など今後のキャリアデザインをどのようにお考えでしょうか。

まだ漠然としていて具体的ではありませんが、市役所には女性が働きやすい制度が整っていますので、それらを活用し自身のキャリアを活かして仕事を続け、家庭も充実させて生活を送りたいです。

Q5 共立女子短期大学、文科の魅力を教えてください。

文科の心理学コースでは、心理学を基礎から応用までを幅広く学べ、科目の多くが日常生活で活用できることに魅力を感じます。また同じ文科の「日本文学・表現コース」(2023年4月より日本文化・表現コース)「英語コース」(2023年4月よりグローバル・コミュニケーションコース)をはじめ、生活科学科(短期大学)や共立女子大学の授業の一部を履修できるので、興味のあることを幅広く学べる点も魅力の一つです。

Q6 特に今のあなたの礎となった共立女子短期大学での経験や体験をお聞かせください。

共立女子短期大学への進学を検討している高校生を対象としたオープンキャンパスでは、キャンパススタッフとしてキャンパスツアーやフリートークを担当しました。この活動で私は自身が在籍している短期大学について分かりやすく伝え、参加された高校生の緊張がほぐれるような雰囲気づくりを心掛けたことで、コミュニケーション力が養われました。主に人と関わる仕事に従事する今の私にとって、図書館に来館したお子さんや図書館で開催するイベントに協力してくださるボランティアの方々などとの信頼関係を構築する上で、その経験が大いに活きています。

(2023年1月掲載)

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