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　大学を取り巻く社会環境は近年厳しさを増しており、学長を中心とする適切かつ的確な教学マネジメントの重要性が各方面から指摘されています。教学マネジメントには学長執行部をはじめ、研究科長・学部長・科長等の教員、事務局長・部長・課長等の事務職による高度な連携が必要であり、これら教学マネジメントに携わる人材には高度な管理運営能力が求められます。

　これまで本学は、学長を中心としたガバナンス改革によって教学マネジメントの効率化を進めてまいりましたが、今後さらなる教育の質向上を図るためには、学長をはじめ関係者の教学マネジメント能力を高めていくことが不可欠となります。

　そこで、講師に本学の自己点検・評価の外部評価委員である北陸大学 経済経営学部教授・山本啓一氏をお招きし、「学長」に求められるリーダーシップやマネジメントについて、また「研究科長・学部長・科長」に求められるリーダーシップやマネジメントについて、事務局を含め相互に理解を深めていくとともに、本学の教育目的を達成するために必要な意識の共有を行うSD研修会を開催いたしました。

　山本啓一氏の講演とグループワークを通して、学長執行部、研究科長・学部長・科長、学部長補佐、事務職に求められる教学マネジメントに関する能力や役割についての共通認識や、協働して教育の質向上を図る意識が醸成されました。また、ワールド・カフェ形式で他のグループとメンバーをシャッフルし意見交換を行うことで、参加者間のコミュニケーションが活性化され、今後垂直展開および水平展開を行っていくうえでの基礎が築かれました。

　今後も、本学では継続して組織的・体系的なSD・FD研修会等を行い、教育の質向上を図ってまいります。