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更新日:2026年04月16日

留学・海外研修

中国人民大学への半年間の交換留学を経て

中国人民大学への半年間交換留学を経て

 

ビジネス学部 2年 N.H 

私は2025年8月から中国・人民大学へ交換留学生として1年間の派遣が決まり、現在留学開始から6ヶ月が経ちました。約半年間の交換留学で得た経験と成長を報告します。

 

1.留学までの準備

留学に至るまでの経緯

今回の長期留学を決めた理由は、入学時より「長期で中国留学をする」という目標があったからです。旅行や短期留学だけでは見えてこない、中国という国の多様性や文化、人々の営みや息遣いを、自分の五感を通して見て、感じてみたいという思いがありました。

中国人民大学という環境

現在私が留学している中国人民大学(以下、人民大)についてご紹介します。また、共立女子大学のもう一つの交換留学協定校である「広東外語外貿大学(以下、広東外大)」の雰囲気についてもまとめましたので、留学先を迷っている方はぜひ参考にしてください!

 

まず、人民大は首都北京にあり、中国有数の名門大学として知られています。現地の方に人民大への留学について話すと驚かれることも少なくありません。学生は非常に自立しており、朝から晩まで「息を吸うように」勉強している姿をよく見かけます(驚)。キャンパス内は閑静で洗練されており、どこか東京の雰囲気に似ています。

秋深まる教学2楼(人民大学)
テストやサークルの説明会がここで行われます。
寮の近くにある広場の朝(人民大学)
朝は人も少なく散策におすすめです。
ジョギングをしている人もいます。

 

対して広東外大は、南部の広東省にある大きな大学です。こちらは以前、共立大学主催の海外研修で訪れました。訪れた時期が3月頃で、木綿花が見頃を迎え、その美しさは今でも忘れられません。緑が多く、中国の魅力をたっぷり感じられる温かな雰囲気です。外国の文化に興味を持つ学生が多く、親切で面倒見の良い方が多い印象です。また、食堂を含め日本人の口に合う美味しい料理が多く、「食」を重視したい方にはぜひオススメしたい大学です!

 

 

2.留学開始

1人で空港に行き、一人で出国・入国をするのは人生でこれが初めてでした。何とか自力で入国ゲートを通過でき、空港には以前共立女子大学に留学していた学生さんが迎えにきてくださり、一緒に大学へ行き、→报到(学校での登録手続き)や現地の携帯会社との契約手続きを行いました。

特に私は携帯会社との契約手続きに大変苦労し、結局携帯を購入することになりました。事前に日本の携帯会社でSIMロックを解除していたのですが、携帯の機種によっては中国のSIMを拒絶することがあるようです。予備のお金は多めに持っていかれることをお勧めします。

到着数日後に、クラス分けテストがあり、私は高級クラスになりました。漢語言進修生(中国語コース)において、私が入った高級クラスでは華僑の方や韓国人の学生がほとんどでした。

現地での手続き

留学を通して一番大変だと感じたことは、なによりも事務処理の多さです。現地での健康診断、入学手続き、ビザの更新、入寮の手続き、銀行の口座開設など、やることは沢山あります。

〈手続きのポイント〉

  1. 早めの対応

  2. 証明写真を多めに持つ 現地での手続きで何度も求められます。私は15枚ほど持っていきましたが足りませんでした(笑)。白背景の写真を規格別で多めに用意することをお勧めします。

  3. 現金は多めに準備 事前の告知なしでお金を要求される場面が多々あります。また、寮費などの高額支払いは日本のカードが拒絶されることもあるため、事前に中国銀行にお金を移しておくのが安心です。

講義について

人民大学では月曜から金曜まで、午前2コマの講義が行われます。講義は主に、精读、口語(スピーキング)、写作、阅读、听力(リスニング)の5科目で構成されています。

高級クラスで使用していた教材
中国の貧困脱却の歴史から観光やノーベル賞受賞者まで幅広く学ぶことができます。
最初は苦戦しましたが、徐々に内容をたどれるようになり、現代中国への理解が深まりました。

 

 

 

私が入った高級クラスでは、“理解当代中国”という教科書を使用し、中国の政策や教訓を自国でどう活かせるかその場で述べる形式が多く、慣れるまで大変でしたが、得られたものは非常に大きかったです。クラスには大学院生や社会人の方も多く、国の多様性のみならず、世代の多様性も学ぶ良い機会となりました!

写作の授業で撮った写真
人数は少なかったですが、充実した時間でした。
韓国人やオーストラリア人の友達との時間は
かけがえのない宝物です!

 

食事について

学内の食堂は4つあり、私は「東区食堂」をよく利用していました。中国では「外卖(デリバリー)」が非常に便利なのですが、野菜をバランスよく取ることが難しいため、一食は必ず食堂で食べるように決めていました。

その他にも、人民大学内にはカフェやパン屋さんもあり、少し割高ではありますが、落ち着いて勉強ができる空間もたくさんあります。

少し辛いものでも自分好みにチョイスできます。
食堂ではクラスメイトや友人たちともよくご飯を食べました!

 

休日の過ごし方

休日には外に出かけ、友達と北京で人気のお店巡りをしたり、ショッピングモールに出かけたり、観光地を巡ったりしてリフレッシュしていました。勉強だけでなく、現地の文化や街の雰囲気を楽しむことも、留学の大きな醍醐味だと感じています!

意外と多い日本のお店

2025年から、なんとセブンイレブンが大学内に誕生しました!メロンパンやあんぱん、食パンなど日本のものも多く陳列されています。場所もちょうど留学生の教室棟前にあるため、とても便利です。

また、無印良品やニトリ、ユニクロも周辺にあります。服や掃除用具、お菓子、枕カバーなどはここで調達していました(ニトリは電車に乗る必要がありますが、近くにあります)。

日本人コミュニティについて

余談にはなりますが、北京市内に加えて大学内にも日本人コミュニティのようなものがあります。慣れない異国の地で何かあった時に、情報交換ができたり頼れたりする場所として、活用することをお勧めします。

 

3.約半年間を振り返って

様々な出会いや人の温かさを感じながらも、不安や葛藤を抱えながら駆け抜けた半年間。留学前は知り得なかった、過去の先輩方の苦悩や葛藤の物語を現地の方から聞く中で、語学だけではなく、一人の「人」として多くを学ぶことができました。

何よりも大きかったのは、”見えているものが全てではない”という学びです。当たり前かもしれませんが、SNSが主流のこの時代、分かっていてもつい忘れてしまいがちですが、物事の状態だけでなく、人や国についても一面的に捉えることの危うさを実感しました。特に中国留学においては、得た情報の信憑性を自身で判断して行動しなければいけない場面が多々あります。残りの期間もこの意識を大切にしたいです。

また、これに加えて”自分を客観的に見つめ、できるだけ多くの長所を知る”ことの大切さも痛感しました。強い目的意識があっても、海外生活では孤独や不安に襲われ、自分を見失いかけることがあります。そんな時、自分の強みや積み重ねてきた経験を自分自身がきちんと認めていれば、修復困難になる前に立て直しを図れるのだと学びました。

日本人ということもあり、つい謙遜してしまいがちですが、自分を愛し褒めちぎる時間も大切にしていきたいです(笑)!

 

前期の振り返りと感謝

前期の留学に名前をつけるなら、「自己研鑽」だと思っています。学習面でも生活面でも1日1日を積み上げてきました。その過程で、共立女子大学に留学していた現地の友人や、日本からエールを送ってくれる家族、先輩方など、本当に多くの人に助けられ、感謝の気持ちでいっぱいです。

日本に一時帰国して思ったこと

一時帰国を経て感じたのは、「私はやっぱり日本が大好き」というシンプルな気持ちです(笑)。外に出たからこそ、自分にとっての強い味方を再確認することができました。今後も感謝を忘れず、のびのびと生活していきたいと思います!

ビジネス学部生としての挑戦

私はビジネス学部生として初めて、現地(中国人民大学)に留学しました。前例が少なく、単位認定の面など大変なこともありますが、「誰も歩んでいない道だからこそ自分らしく」頑張りたいと思います!

〈ビジネス学部の皆さんへのアドバイス〉 もし留学を考えているなら、「簿記を確実に取ること」「できるだけ多くの単位を事前に取得しておくこと」を強くお勧めします。

残りの留学期間について

残りの留学期間では、語学力のさらなる向上に挑戦するとともに、交流活動にも一層積極的に取り組んでいきます!
その上で、国籍を超えた人と人とのつながりを大切にし、多様な価値観に触れながら、自分にしかできない学びを深め、この留学をより実りあるものにしていきたいです。

また新たな学期が始まりましたが、振り返ると、日々の留学生活は多くの気づきと学びにあふれており、非常に充実した貴重な時間となっています。
皆さんもぜひ一歩踏み出し、自分だけの新しい発見を見つけてみてください!

 

夏の願和園
緑いっぱいのこの季節は蓮の花も含めて、見どころが沢山!季節によって雰囲気も異なり、散策や読書におすすめの場所です♪
秋色の庭園
共立女子大学の先輩方と日本人の先生、中国人学生など、みんなで行った「秋の遠足会」での一枚