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【学長メッセージ】2020年度後期授業開始について

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重要なお知らせ

更新日:2020年09月17日

重要なお知らせ

【学長メッセージ】2020年度後期授業開始について

2020年9月

学生の皆さん

保証人の皆様

共立女子大学    

共立女子短期大学  

学長 川久保 清

 

2020年度後期授業開始について

 

 新型コロナウイルス感染症は、いまだに不明な点が多い感染症であり、長期的な対応が必要であることは言うまでもありません。

 しかしながら、新規感染者数はここ最近減少傾向にあり、また重症化率も致死率も減少傾向にあります。こうした状況を受けて政府においても、東京都においても感染拡大防止と社会経済活動の両立が図られようとしています。

 本学においても、大学の教育・研究機関としての本来の姿を取り戻すべく、感染拡大の防止と学生の皆さんの学修機会の確保の両立を図ろうとしています。

 年度当初より他大学と同様に本学も、急遽、全授業のオンライン化を余儀なくされました。そのプロセスにおいて私たちは、オンライン教育の新たな可能性に気づくと同時に、従来の対面教育の意義について再認識させられました。

 こうした状況を踏まえ、本学では、9月21日からの後期授業開始にあたり、前期に二度行った「オンライン授業に関する学生アンケート結果」(結果については2020年7月31日配信のkyonet掲示を参照してください。)をもとに、また感染対策を講じた対面授業を基本として、その実施が困難と判断される場合にオンライン授業を行うという文部科学省の示す「留意点」に応えるべく『2020 年度後期授業実施ガイドライン』を策定いたしました。下記にその概要を示します。

 

 1) 対面授業とオンライン授業の併立・併用とする。

 2) 原則として、少人数の授業は対面、大人数の授業はオンラインとする。

 3) 対面授業の対象は原則として、実験・実習科目に加え、少人数の演習科目、外国語科目などである。

 4) オンライン授業は原則として、オンデマンド型とする。

 5) 上記の原則適用外の措置については個別に判断・対応する。

 6) 担任面談、オフィスアワーなどの活用により、学生に対する対面指導の充実を図る。

 7) オンライン授業の改善および質的向上を図る。

 8) 学生に、少なくとも週 1 回の登校機会を確保する。

 

 前期末の対面授業再開にあたって、保証人の皆さま、学生の皆さんから感染に対する様々な心配の声が寄せられました。

 そうした不安を払拭すべく私たちは、様々な感染予防対策を講じました。下記にその概要を示します。

 

 a) 校舎玄関・教室入り口に消毒液を設置する。

 b) 事務局カウンター・食堂にアクリル板を設置する。

 c) 「クイックハイジーンターミナル(非接触型検温器)」を各校舎玄関に設置する。

 d) 各教室の収容人数と換気量にもとづき、教室使用人数を大きく抑制し、三密を避ける。

 e) 一部の教室に「Airdog(世界最強レベル高性能空気清浄機)」を導入する。

 f) 毎日定時の校内放送とロビーの「サイネージ(電子看板)」によって感染防止行動を促す。

 

 検温機写真  入構再開新型コロナ対応(学生支援課)

 

 一方、オンライン授業実施に際して、学生の皆さんの通信環境が課題となりました。すでにお知らせしましたように、全ての学生の皆さんに対して通信環境を整備するための費用として50,000 円を後期授業料から相殺するという支援を行いますが、前述の学生アンケートでは、現在もスマートフォンなどで授業を受講している学生が一定数存在する事から、今後もオンライン授業受講に関する支援についてさらなる具体策の検討を進めています。

 学費などに関する経済的支援については、本学ウェブサイトにコロナ禍に対応する支援金、給付金等のご案内をしております(新型コロナウイルス感染防止に関する本学の対応はこちら)。

 本学は、幸いにして今日まで学内での感染の発生をゼロに抑えることができました。これもひとえに保証人の皆様、学生の皆さんの理解と協力の賜物と感謝しております。

 私たち教職員は、これまで以上に感染予防対策を強化しながら、本学を教育・研究機関としての大学の本来あるべき姿に戻していこうと努めていきます。そのためには学生の皆さんの力が不可欠です。

 私たち教職員とともに共立女子学園を構成する一員として、学生の皆さんの理解と協力を心からお願するとともに、保証人の皆様には今後ともご指導・ご鞭撻賜わりますようお願い申しあげます。

 

以上