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本学の教育状況に関する再度のご説明とお願い

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重要なお知らせ

更新日:2020年06月02日

重要なお知らせ

本学の教育状況に関する再度のご説明とお願い

2020年6月


学生の皆さん                                                                                              
ご家族・保証人の皆様                                                    
                                                     共立女子大学
                                                     共立女子短期大学
                                                        学長    川久保    清 


本学の教育状況に関する再度のご説明とお願い
〜    一部、対面授業の開始に当たって    〜



 4 月 7 日に発出された緊急事態宣言が 5 月 25 日に東京及び一道三県で解除されたことを受け、東京都の緊急事態措置による大学休止の要請も解除されました。5 月 4 日の緊急事態宣言延長以降、学生の皆さんをはじめご家族・保証人の皆様のご心配・ご心労はいかばかりかと拝察いたします。
 私どもは、新型コロナウイルス感染拡大防止という社会的要請に応えるべく都内の多くの大学と同様にすべての授業のオンライン化を決断いたしました。その間、早期に対面授業開始を望む声がある一方、感染者の多い東京都心への通学に不安を抱く声など、様々なご意見・ご要望をいただいております。コロナ禍終息への道はなおしばらく続くと思われますが、施設・設備を使用した作業を授業成立の必須要件とする実験・実習・実技系科目を数多く擁する本学といたしましては、可能なかぎり十分な感染予防の対策・配慮を行い、上述の一部授業に限定して対面授業を実施することといたしました。
 このような状況を受け、5 月 4 日にお知らせした「ご説明とお願い」に続き、本学を代表して、あらためて本学の教育状況についてご説明申し上げます。


1.     オンライン授業について 


 本学では独自のオンライン学修支援システムである kyonet を利用し、本学の施設を使用し作業しなければならない一部授業以外は、これまで通り前期末までオンライン授業を継続することと決定いたしました。 

 オンライン授業について、5月中は、学生の皆さんのインターネット環境にも配慮し、オンデマンド型による授業を中心として、一定の条件を充たす場合には、同時双方向型の授業を実施してきました。なお、受講途中に、インターネット環境による不具合が生じた場合などは当該学生の不利益にならないよう配慮することを各授業担当者に強くお願いしてあります。
    6 月以降は、インターネット環境整備を前提に、さらなる教育効果向上に努めていく予定です。 



2.     本学における対面授業の一部実施と感染予防対策について 


 6 月 1 日より、大学施設を利用した実験・実習・実技系科目に限定して対面授業を実施いたします。2週間程度は感染予防の観点から入構者の把握など少々厳格な入構管理を行い、その後、段階的に緩和していく予定です。上記授業以外の科目はオンライン授業を実施しており、それらはかならずしもオンデマンド型授業とはかぎりませんので、履修の重複を避けるため、対面授業の時間割は変更せず、当初の時間割に沿って受講いただくことになります。通常、第一限の授業開始時刻は 9:00 ですが、新型コロナウィルス感染予防対策のため、電車等の混雑を避け、早めの登校を勧めます。学内には 8:00 から入構することができます。また、事務局カウンターにはアクリル板を設置し、授業担当者は、検温、マスク着用、うがい、手洗い、消毒の上、フェイスシールド、アクリル板を利用して授業を行います。授業受講及び事務手続きのため来校を許された一部学生の皆さんにも感染防止のためのルールを順守していただくこととなりますのでご協力をお願いします。なお、対面授業を受講される学生さんの中には強い不安感をおぼえている人も多々いると思います。その場合には、申し出くだされば、個別に対応を検討したいと思います。
 学生食堂・売店については、運営業者には、就業前の検温、こまめな手洗い、消毒の励行を要請し、レジ前には飛散防止シートを設置しました。商品選びと会計待ちの動線も分けています。食堂スペースにはテーブル上に飛散防止パネルの設置、使用禁止座席の表示を行い、密にならない工夫を行っています。利用者(学生)には、手洗い、消毒の励行をお願いします。 


<対面授業実施の際の本館ロビー> 




3.     遠方へ帰省中の方への配慮について 


    上述の対面授業実施にあたり、5 月 22 日、28 日の二回ほど、対面授業実施対象授業一覧をお示ししました。それに伴いまして登校準備を進めていただいているところかと思いますが、滞在先がまだ決まっていないなどの事情がある場合には担任、教務課へご相談ください。授業担当の先生に事情をお伝えし、ご配慮いただくようお願いをしたいと思います。

 


4.     経済支援について 


 この度のコロナ渦により、経済的な不安を抱えている方が数多くいらっしゃると認識しております。本学ではまず、支援総額 2 億7千万円をオンライン授業受講環境整備のための「支援奨学金」として全学生に対し 1 人あたり一律 50,000 円支援いたします(後期学費との相殺)。加えて、学生生活支援として「特別貸与金」50,000 円を在学中1回無利子で貸与しています。その他、日本学生支援機構の家計急変による支援金も併せてご案内しておりますのでご相談下さい。
 
 新型コロナウィルス感染による自粛要請以降、卒業式・入学式の中止に始まり、新入生オリエンテーションや在学生ガイダンス、また履修登録、そして授業などのすべてをオンラインで実施するなど、本学にとりましても初めて経験する異常事態の中、力が足りず、学生の皆さんをはじめご家族・保証人の皆様には、ご面倒・ご心配をおかけした点も多々あったことと思います。しかしながら、私ども教職員一同、試行錯誤を重ねながら、学生の皆さんに対して従前通りの教育効果を維持するだけでなく、さらなる教育効果の向上を目指して努めておりますことをご理解くださいますようお願いいたします。
 この困難な状況下における経験・体験が、本学の進化・発展の糧となるよう、学生の皆さんとともに事に処していく所存ですので、ご家族・保証人の皆様には何とぞご支援ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます。   


                                                                                                   
            以上