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更新日:2026年03月31日

学生トピックス

共立女子大学 文芸学部の本間愛深さんが日本政府主催「SWY(世界青年の船)」に日本代表青年として参加!

日本政府主催「SWY(世界青年の船)」参加学生インタビュー

世界と向き合い、自分を知る1か月

木間愛深さん (文芸学部文芸学科4年)が、日本政府主催の国際交流募集 「SWY (Ship for World Youth/世界青年の船) 」に参加しました。
約1か月間、世界各国の青年と共同生活を送りながら、ディスカッションやフィールドワークに取り組んだ貴重な経験について、学長への報告内容をもとに紹介します。

 

留学未経験から一歩踏み出した挑戦

本プログラムに参加したきっかけは、「一度は留学に行ってみたい」という思いでした。
大学では留学生チューターや日本中国文化交流協会主催の訪中団に参加するなど国際交流への関心を深めました。4年生という限られた時間の中で参加できる国際プログラムを探す中、友人から本事業を紹介され、「今しか出来ない経験をしたい!」と感じて応募に至りました。日本政府が主催しているので安心感があったことや、授業に支障が出ない時期の開催だったこと、ほぼ全額補償だったので一歩を踏み出しやすかったことも応募した理由です。

 

世界各国の青年と議論する「文化の継承」

プログラムではテーマごとに分かれたディスカッションが行われ、本間さんは「伝統文化の継承」をテーマとするコースに所属しました。
約20名以上の多国籍メンバーで構成されたグループでは、以下のようなテーマについて議論が行われました。
・伝統文化を現代にどのように継承していくか
・植民地支配と文化の関係
・文化の流用や保護のあり方
文芸学部で学ぶ演劇や歌舞伎の知識とも関連し、「自分の専門と世界がつながる実感があった」と振り返ります。

 

英語での挑戦と、乗り越えた壁

ディスカッションは基本的に英語で行われました。
「内容自体が難しく、日本語でも考えるのが大変なテーマを英語で議論することに苦労しました。正直なところ、半分ほどしか理解できないと感じる場面もありました。周りに付いていけず苦労する時もありましたが、ファシリテーターや周りの仲間が食事の時間などにフォローをしてくれたので、自分のペースで努力できました。」
ディスカッションだけでなく日々の交流でも、多くのことを吸収できるように意識しました。
・各国の文化を紹介するホームワーク
・ダンスやアクティビティ
・食事や自由時間など日常的な交流
これらを通して、言語の壁を越えたコミュニケーションの大切さを実感しました。理解できなかった時は勇気を出して聞くと、みんな丁寧に教えてくれたので、優しさ溢れる仲間と出会えたことも大きかったです。

 

多様な価値観の中で問われる「自分の役割」

船内では約160名の青年が共同生活を送り、それぞれが主体的に行動する環境の中で、「自分に何ができるのか」を常に考える必要がありました。

「全員が積極的に行動する中で、自分がどのようにチームに貢献できるかを考え続けた1か月でした」
授業や正課外活動で培った協働力を活かしながらも、より高いレベルでのリーダーシップや主体性が求められる経験となりました。

 

日本各地でのフィールドワーク

本プログラムでは、寄港地において現地での活動も行われました。

 

【沖縄】
 

首里城の訪問
読谷村における平和学習およびワークショップ
留学生との共同制作(伝統的な旗づくり)

【愛知】

有松絞りの企業訪問(伝統と革新の比較)
 徳川美術館の見学
 みりん工場の見学

特に有松絞りのトークセッションでは、「古いものが素晴らしく新しい」「不自然はぬくもり」という言葉が印象に残っています。大学で学んできた伝統芸能と相まって、深い学びができました。

 

共同生活で得た「本当の国際理解」

約1か月間にわたり、異なる文化や価値観を持つ仲間と生活を共にした経験は、短期研修とは異なる深い学びをもたらしました。

「価値観が異なる人とどのように共に過ごすか、自分自身をどのように保つかを学ぶことができました。大変なこともありましたが、それ以上に得るものが大きかったと感じています」

 

将来へつながる経験に

応募時期は就職活動と重なっており、「SWYで何をしたいのか」は「自分自身が将来何をしたいのか」を考える機会にもなりました。プログラム中は就職先の配属先決定期間に重なっていたため、船上での面談なども経験しました。船内での対話や活動経験が評価され、就職先では、海外向けのプロモーションの担当となることが決定しています。
「この経験を通して、自分の強みや関心がより明確になりました」

 

学生へのメッセージ

最後に、これから挑戦する学生へのメッセージです。

1か月間、世界中の人たちと24時間一緒に過ごすという経験は、思いも寄らない驚きと楽しさの連続でした。何気ない会話から新しい価値観に出会えたり、その一言が次の一歩に繋がったり、ここで出会った仲間は私の心の拠り所にもなっています。正直、活動前は不安もあり、挑戦を躊躇したくなる瞬間もありましたが、一歩踏み出してみると自分の世界や可能性が大きく広がっていくことを実感しました。自分の興味や「やってみたい」という気持ちを周りに話してみるだけでも、思いがけないチャンスが巡ってくるかもしれません。海外に興味がある人はもちろん、様々な理由で留学にハードルを感じている人にも、このような国際交流の形があることを知ってほしいです。留学にかかわらず、日々の小さな行動や出会いの積み重ねが、自分の成長に繋がっていくと思います。

 

おわりに

「世界青年の船」は、語学力の向上にとどまらず、多様な価値観への理解や主体性を育む貴重な機会です。本学では、今後もこうした国際的な挑戦を後押しし、学生一人ひとりの成長を支援していきます。