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更新日:2018年11月26日

【国際学部】難民理解講座を開催しました(専門科目「国際協力特講Ⅱ」)

 11月13日、公益財団法人アジア福祉教育財団難民事業本部の西口里紗様、小林由貴恵様に来学いただき、難民理解講座を開催しました。国際協力特講II(立松美也子担当)は、国際的な人権保護や難民問題を理解することを目的とした講義です。現在、50名あまりが登録しています。この時間を利用し、「日本における難民の受け入れと定住支援」と題してご講義いただきました。

 

 日本は1970年代からインドシナ難民を受け入れ、既に1万人を越える方々が、日本各地に住んでいます。今回、ポル・ポト政権下のカンボジアから9歳の時に親族と来日した荻原カンナ様がいらっしゃってくださいました。その当時の貴重な写真を見せていただきました。カンボジアからタイまで徒歩で夜間に脱出したそうです。その後、来日し、神奈川県大和市に設置された大和在住促進センターで過ごしたそうです。現在、日本語支援協力者として、外国にルーツを持つ人たちの支援をおこなっています。日本で生まれ育ったため、自らの母語を理解できない子ども世代と日本語の理解が及ばない親とのコミュニケーションの仲立ちをなさっているそうです。

 

 学生が今まで、あまり身近に感じていなかった我が国における難民問題について、深く知ることのできる良い機会をいただきました。難民事業本部のご担当の方々と萩原カンナさんに厚くお礼申し上げます。