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更新日:2018年11月23日

【国際学部】学部講演会を開催しました(大島賢三氏、元国連大使・JICA副理事長)!

学部講演会を開催しました(大島賢三氏、元国連大使・JICA副理事長)!


 国際学部では毎年、前期と後期に外部から講師を招いて講演会を開催しています。後期は、11月15日(木)に、元国連大使でJICAの副理事長も務められた大島賢三氏に「揺れる世界、国連、日本の交際協力」と題した講演をしていただきました。


 大島氏は、外務省を退官された後も、福島原発事故・国会事故調査委員会委員や原子力規制委員会委員など政府の要職を歴任し、現在は、一般社団法人アフリカ協会理事長、広島大学学長特任補佐、 関西学院大学特別招聘教授を務める他、今年の7月には、ミャンマー政府からロヒンギャ難民に関わる独立調査委員会の委員に任命されるなど、現在でも幅広く活躍されています。


 講演では、トランプ政権や中国の台頭により流動的な国際情勢や日本をめぐる国際環境、国連と日本、アフリカに対する国際協力などについて貴重なお話をしていただきました。特に、国連については、国連事務次長と国連大使という国連の内と外の双方から国連を見てきた経験や、安保理改革に従事した経験を踏まえ、国連の現状と課題を、また、外務省経済協力局長、JICA副理事長等の経験を踏まえて、日本の国際開発協力の現状や 、アフリカ開発会議(TICAD)、「コメ生産10年倍増計画」をはじめとするアフリカに対する協力概要を説明していただきました。



 国際情勢は流動的であり、どのように知識を吸収していったらいいのかとの学生からの質問に対しては、いろいろな現場に行って自分の目で直接見ることが大事だが、普段は、新聞、テレビ、ネットのBBC放送など海外ニュースなどを見て関心を高めることが大事と説明されました。また、学生のうちにしておくべきことは何かとの問いについては、自分は高校生の時にアメリカに留学したが、それが外交にチャレンジするきっかけとなった、何が契機となるかは人それぞれだが、チャンスがあればまずは広く日本の外に出てみる経験をもってほしいということを強調されました。170名近く集まった学生は、40年以上にわたって外交の最前線で活躍された大島氏の貴重な話により、国際情勢や国際協力に対する関心と理解をますます深めたことと思います。