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更新日:2015年04月06日

平成26年度「乳幼児親子グループさくらんぼ」の活動

乳幼児親子グループ「さくらんぼ」の学生打ち合わせ会

 平成26年4月9日(水)、乳幼児親子グループ「さくらんぼ」に参加する学生たちの全体打ち合わせが行われました。今年度のさくらんぼに参加する学生たちは総勢29名。内訳は大学院生2名、4年生11名、3年生16名です。写真の風景は、さくらんぼプチ(6か月~1歳6か月未満児)、幼児Aクラス(1歳6か月~3歳未満児)、幼児Bクラス(Aと同じ)という3つのグループのうち、学生たちがどのグループで活動したいかを話し合っているところです。話し合いの結果、さくらんぼプチ10名、幼児A10名、幼児B9名に分かれて活動を開始することになりました。この打ち合わせの翌週には、さくらんぼに参加予定の親子への保護者説明会が開かれる予定で、みんなやる気に満ち溢れています。

 

さくらんぼ1回目の活動

 さくらんぼプチの1回目の活動が4月23日(水)に行われました。1回目の活動のねらいは「さくらんぼの場での出会いを楽しもう。好きなもので自由に遊んでみよう。さくらんぼの活動を知ってもらおう。」ということでした。さくらんぼプチの子どもたちは4月の時点で生後6か月から1歳6か月未満の年齢の子どもたちです。この時期の子どもたちの発達は、発達心理学者のピアジェによると、「感覚運動期」といって、五感などの感覚器官を通して取り込まれた刺激に運動で反応する大事な時期です。写真のシールコーナーでは、子どもたちがシールを貼ったりはがしたりという感触が楽しめるように壁面いっぱいにコーナーを作りました。なかなか家庭の中ではできない探索活動ができるのもさくらんぼの魅力かもしれません。さくらんぼ幼児Aは5月7日に、幼児Bは5月14日に第1回目を行いました。今後は、順番に、グループの活動を紹介していきます。

 

さくらんぼ2回目

 5月28日(水)に、さくらんぼ幼児Aの2回目の活動を行いました。今回の活動のねらいは「さくらんぼの場に慣れる。親やスタッフなどかかわりを持ちながら安心して遊ぶ。」というものでした。幼児Aの子どもたちは、4月の時点で1歳6か月から3歳未満の年齢の子どもたちです。今年度は子どもたち13名と学生スタッフ10名で活動をしています。この日は、段ボール電車や牛乳パックの車、ままごとコーナー、お絵描きコーナー、プラレールなどの環境を用意しましたが、子どもたちは自分の好きな遊びを見つけて、それぞれの遊びに夢中になっていました。写真は、シアター台で小麦粉粘土を使ってままごとをしている所です。活動で使っている小麦粉粘土は、毎回、子どもたちの好きな色や遊び方を考えて学生たちが手作りをしています。いつも子どもたちの創造力の豊かさには驚かされてばかりです。(さくらんぼ2回目の活動日は、5月21日にプチ、6月4日に幼児Bがそれぞれ実施しました。)

 

さくらんぼ3回目

 「さくらんぼ」の3回目の活動において、幼児Aクラスは6月18日(水)、幼児Bクラスは6月25日(水)にそれぞれ、被服学科の田中淑江准教授による親講座を開催しました。
講座のテーマは「子どもの衣服について」ということで、被服学科の学生たちが製作した子ども用の浴衣を持参して、子どもの体型に合わせた浴衣の丈の上げ方の説明をしてくださいました。ご参加の保護者の方々からは積極的に質問も出て、活動後の感想の中には、「田中先生のお話しをきっかけに、実際に浴衣を購入して丈のあげを挑戦してみました」という嬉しいコメントもありました。子どもたちの中に、浴衣を着て楽しく活動する子どもたちの姿もありました。(さくらんぼプチの三回目の活動は、6月11日に実施しました。)

 

さくらんぼ4回目

 7月9日(水)、幼児Bグループでは4回目の活動を実施しました。今回の活動のねらいは、「遊びの広がりの中から音を見つけて楽しむ。さくらんぼの活動を通して、友達の輪を広げる。」というものでした。児童学科の村上康子准教授のアドバイスのもと、スリットドラム、バラフォン、ミニドラム、ドレミパイプなどを遊び環境の中にまぎれこませました。というのは、子どもたちがステレオタイプ的な使用法で楽器を扱うのではなく、偶然の中でどのように音と出会い遊びを発展させていくのかということに関心を持って子どもたちとかかわりたかったからです。テーブルとテーブルの間にバラフォンという楽器を置きましたが、子どもたちは偶然落ちたおままごとの道具から出てきた音に興味津々の様子で、何度も何度もおもちゃのタマゴを落として音を確かめたり、中には楽器を線路に見立てて電車ごっこをする子どももいました。こんな子どもたちの予想外の遊び方から学生たちは大きな学びを得ているようです。(さくらんぼ4回目の活動は、プチが7月2日、幼児Aが7月9日にそれぞれ行いました。)

 

さくらんぼ5回目

 7月23日(水)に、さくらんぼ幼児Bの5回目活動を行いました。この日の活動のねらいは「自分のペースで絵の具に触れたり、周りの子どもの様子や描かれた絵の具の色を見て興味を持つ。さくらんぼの活動を通して友達の輪を広げる。」というものでした。初めてペイント活動をする子どもたちは、スタンプやローラーを使って少しずつ絵の具の感触を楽しんだり、慣れてくると、手や足など自分の身体全体を使って、ペインティングを楽しむ姿が見られました。学生たちも童心に帰って子どもたちと一緒にのびのびと活動していました。子どもたちの成長を見守り発達を支える保育者という職業は、まず自分自身が遊びの楽しさを知り、子どもたちに伝えていくことが大事だと私たちは考えます。その意味でも、今回の活動は学生たちにとっても遊ぶことの面白さを実感できたのではないでしょうか。(さくらんぼ5回目の活動は、プチが7月19日、幼児Aが7月23日に行いました。)

 

さくらんぼ6回目の活動

 夏休みが終わり、後期の活動がスタートしました。さくらんぼプチ6回目の活動は9月24日(水)に行いました。今回の活動は「好きなもので自由に遊んでみよう。手指を使って楽しもう。」ということをねらいにしました。さくらんぼプチの子どもたちは4月の時点で生後6か月から1歳6か月未満の年齢の子どもたちを対象にスタートしましたが、約半年が経過してプチの子どもたち全員が1歳以上になりました。子どもたちは、一人で歩行できるようになり、だんだんと活動範囲も広くなってきました。そこで、今回は、半透明のビニールシートをトンネルに見立てた環境構成をしました。子どもたちは、ビニール越しの景色や音の響きを五感すべてを使って楽しみ、さまざまな探索活動をしていました。また、他者とのかかわりも楽しんでいるようでした。(幼児Aは10月1日に、幼児Bは10月8日にそれぞれ第6回目を行いました。)

 

さくらんぼ7回目の活動

 さくらんぼ幼児Aの7回目の活動は10月29日(水)に行いました。今回の活動は「友達同士で楽しさを共有する。音に興味を持ち、積極的に音を楽しむ。」ということをねらいにしました。環境設定の中に、大ダイコ、バラフォン、砂の入ったペットボトル、ガーゼに包んだ貝殻などを置いて、音を感じる遊びを行いました。子どもたちは音を聞くだけでなく、音を体で感じるなど音を媒介にしたかかわりを経験していたように思いました。また、子ども達の活動の様子から、音を通じて人に気づくことや、人と一緒に音を出すといったかかわりも生まれていることを学生たちは学んだようです。(プチは10月15日に、幼児Bは11月5日にそれぞれ第7回目を行いました。)

 

さくらんぼ8回目の活動

 さくらんぼ幼児Bの8回目の活動は11月26日(水)に行いました。今回の活動のねらいは「ペイント活動において野菜スタンプなどを使って様々な形を楽しむ。自分なりに表現して楽しむ。」というものでした。自由遊びの中に、ペイントコーナーを設置し、白い板段ボールだけでなく、今回は、色々な場所でペインティングが楽しめるように、シアター台や線路を用意しました。子どもたちは、レンコン、さつまいも、チンゲン菜などの野菜スタンプやローラーなどを使って思い思いにペインティングをしたり、自分の手足に絵の具を着けて手形や足あとのスタンプを楽しんでいる姿も見られました。また、この日の絵本の読み聞かせでは、「やさいのおなか」を読みましたが、子どもたちはペインティングで使った野菜と絵本の内容が関連していたので興味深くお話を聞いている姿が見られ、学生たちは絵本を選ぶことの大切さも学んだようです(プチは11月12日に、幼児Aは11月19日にそれぞれ第8回目を行いました。)

 

さくらんぼ9回目の活動

 さくらんぼプチの9回目の活動は12月3日(水)に行いました。今回の活動のねらいは「遊びやおもちゃを介して、周りの大人や子どもとかかわろう。和紙を使って楽しもう。」というものでした。今回は、活動範囲が広がってきた子どもたちが体全体を使って遊べるよう、紙プールを環境の中に設定しました。子どもたちは、和紙をちぎったり丸めたりと音や感触を楽しんでいるようでした。また、バラフォン、スリットドラム、ドレミパイプ、たまごマラカス、落ち葉やどんぐりのモビールなど音の出るおもちゃや楽器も用意しましたが、子どもたちは音を聴いたり音を出したりと様々な形で音に触れていました。子どもたちがお母様を安全基地としながらも、少しずつ離れて自分の好きな遊びを見つけ活発に遊ぶようになってきました。これからの子どもたちの成長がとても楽しみです。
(幼児Aは12月10日に、幼児Bは12月13日にそれぞれ第9回目を行いました。)

さくらんぼ10回目の活動

 12月20日(土)10 時より、3号館1階の多目的ホールにて、さくらんぼ幼児Bの活動を行いました(プチの活動は12月17日に行いました)。この日の活動のねらいは「思いきり身体を使って遊ぶ。クリスマスの季節感を楽しむ。」というものでした。子どもたちがのびのびと身体を動かせるように半紙のプール、ボーリング、風船の森、山コーナーを環境構成の中に入れました。子どもたちは、学生たちが予想していた以上の素晴らしい発想や創造性を発揮していました。例えば、半紙のプールでは、青い車を半紙の中に隠して、コロコロローラーで洗車ごっこに見立てる子どももいれば、トンネルの中に車を入れて駐車場ごっこをしたり、ボーリングのピンとして置いていた箱をプレゼントに見立てて、お友達とプレゼント交換をする姿も見られました。活動の最後には、サプライズでサンタクロースに登場していただき、プレゼントのカードを手渡してもらいました。子どもたちにとっても、学生たちにとっても心に残るよい思い出になったのではないでしょうか。

 この日は14時より、さくらんぼ幼児Aの活動もありました。幼児Aの活動のねらいは、「個々の遊びを充実させ、自分をダイナミックに表現する。」というものでした。そのねらいに合わせ、ボールプール、トンネル、お家、風船の森、マットのお山などを環境構成の中に取り入れました。トンネルやお家は前回(第9回目)のペインティング活動で子どもたちが描いた板段ボールを用いて作りました。子どもたちは、宅急便屋さんになっていた板段ボールで作ったお家に荷物を届けたり、マットのお山にピクニックに行ったりと、さくらんぼの環境を存分に楽しんでいる様子が見られました。保護者の方からの感想でも、「お姉さん(学生)が子どもたちに丁寧に関わってくれた」「人見知りだったわが子が笑顔で遊べるようになった」「さくらんぼが終わるのが寂しい」といった声が聞かれました。
活動の最後には、幼児Bと同じく、サプライズでサンタクロースに登場していただき、プレゼントのカードを手渡してもらいました。子どもたちからは、「サンタさんは、どこから来たのですか?」などかわいい質問もありました。この日のサンタさんは、建築・デザイン学科の戸田泰男教授が遠い国からソリに乗ってやってきてくださいました。サンタさん、素敵なプレゼントを届けてくださって、どうもありがとうございました。

 

さくらんぼ 平成26年度の活動の振りかえりと報告会

 平成27年1月31日(土)に、平成26年度「さくらんぼ」の“今年度の活動の振りかえり”と“他大学の学生や教員の方も参加した報告会”を行いました。午前中(10:00~12:00)に行われた「活動の振りかえり」では、「さくらんぼ」に参加した学生たちが、「①計画・準備」「②スタッフ同士の連携」「③子どもや保護者とのかかわり」「④活動の振りかえりの方法」というテーマごとに今年度の活動を反省し、今後のより良い活動を行うための話し合いを行いました。
 午後(13:30~16:00)から行われた報告会では、本学と同じように学内で子育て支援に取り組んでいる白梅学園大学、こども教育宝仙大学、帝京平成大学、東京家政学院大学の学生や教員の方が参加してくださいました。「さくらんぼ」の活動報告を聞いた他大学の方からは、本学の取り組みについて「学生が主体的に活動の計画や実践を行っている」「参加する親子が多く、学生が保護者と親密に関わっている」「毎回の活動の環境構成にしっかりと時間をかけ工夫している」といった感想をいただきました。本学の学生と他大学の学生・教員とのグループディスカッションも行われ、他大学の取り組みの良い点を知り、自分たちの活動の課題を知ることもできました。学生たちは、この日の話し合いや報告会を通して自分たちの活動の良い点や課題を意識することができ、来年度の活動に向けてのよい学びの機会となりました。

今年度の活動の振りかえりの様子 他大学の方も参加した報告会の様子 本学の学生と他大学の方とのグループディスカッションの様子
今年度の活動の振りかえりの様子 他大学の方も参加した報告会の様子 本学の学生と他大学の方との
グループディスカッションの様子

 

さくらんぼ親講座

 ①「子どもの衣服について」  被服学科 田中淑江准教授

 乳幼児親子グループ「さくらんぼ」の3回目の活動において(幼児Aクラスは6月18日(水)、幼児Bクラスは6月25日(水)にそれぞれ実施)、被服学科田中淑江先生の親講座が開催されました。講座のテーマは「子どもの衣服について」ということで、被服学科の学生たちが製作した子ども用の浴衣を持参して、子どもの体型に合わせた浴衣の丈の上げ方の説明をしてくださいました。ご参加の保護者の方々からは積極的に質問も出て、活動後の感想の中には、「田中先生のお話しをきっかけに、実際に浴衣を購入して丈のあげを挑戦してみました」という嬉しいコメントもありました。また、子どもたちの中に、浴衣を着て楽しく活動する子どもたちの姿もありました。

 

②「子どもの居場所と安全」  建築・デザイン学科 高橋大輔准教授

 乳幼児親子グループ「さくらんぼ」プチの8回目の活動において、建築・デザイン学科の高橋大輔准教授による親講座が開催されました。
講座のテーマは「子どもの居場所と安全」ということで、高橋先生が計画に関わった小学校のさまざまな環境の写真を用いながら、子どもの発達にあった居場所や適切な家具の大きさ等についてお話をしていただきました。設計の前には必ず子どもの行動観察をなさっておられるそうですが、その観察の際に子どもたちがよくトイレの前で内緒話をしていたことから、トイレの前の空間を子どもたちがお話できる居場所として設計なさったという事例もご紹介いただきました。ご参加いただいた保護者の方々からも、子ども部屋の間取りや家族の食卓のテーブルの形などについて様々なご質問があり、高橋先生から丁寧なアドバイスをいただくことができました。

 

③「子どもの食と安全」 食物栄養学科 木下伊規子教授

 乳幼児親子グループ「さくらんぼ」の8回目の活動において(幼児Aクラスは平成26年11月19日(水)、幼児Bクラスは11月26日(水)にそれぞれ実施)、食物栄養学科の木下伊規子教授による親講座が開催されました。
講座のテーマは「子どもの食と安全」ということで、幼児期の食事についての基礎知識や、1日の摂取エネルギー、バランスのよい食事、子どものおやつ、子どもにできるお料理のお手伝いなど、小さいお子さんを持つ親御さんが知りたいと思っている内容をわかりやすく解説していただきました。ご参加いただいた保護者の方々からも、お子さんの偏食についてのご相談があり、その改善方法についても木下先生から貴重なアドバイスをいただきました。

 

子育て支援シンポジウムへの参加

【児童学科】「白梅子育て広場シンポジウム」に乳幼児親子グループさくらんぼの学生がパネリストとして参加しました(12月13 日)。

 白梅学園大学で開催された「白梅子育て広場シンポジウム」に共立女子大学児童学科付設発達相談・支援センター乳幼児親子グループさくらんぼを代表して、大学院児童学専攻1年生の三輪穂奈美さんと恒川丹さんが参加しました(写真左から三輪さんと恒川さん)。
シンポジウムの第2部の「パネルディスカッション」では、開催校の白梅学園大学をはじめ、子育て支援に取り組んでいるこども教育宝仙大学、帝京平成大学、そして共立女子大学の4大学からパネリストが登壇し、それぞれの大学の子育て支援活動の紹介や活動を通して学んだことについて語られました。他大学の取り組みを知ることにより、本学の実践の特徴が明確に理解できたようです。
さくらんぼの活動で特に大切にしていることは、Plan-Do-Check-Actionです。①Plan:活動の一週間前に、子どもたち一人ひとりの発達の特徴を考慮した指導計画を作成し実践に臨みます。②Do:環境構成の準備と実践、③Check:一週間後にはエピソード記録を持ちよりミーチングで活動の振り返りをします。また、参加した保護者の方々向けには、活動の中で気づいた子どもの発達の様子と活動の写真を「おたより」としてご家庭にお送りし、次回の活動で保護者の方々からのコメントも記入してご持参いただいています。④Action:ミーティングでの振り返りをもとに、次回の指導計画の話し合いを行っています。
他大学の取り組みの様子をうかがって、自分たちの活動の課題も浮かび上がってきました。それは、もっと地域に自分たちの取り組みを広報していくことです。
今回、他大学が取り組んでいる地域に向けた活動を参考にしながら、本学のさくらんぼも地域の特徴にあった地域貢献を考え、広く地域に広報していきたいと考えています。

       

パネリストの三輪穂奈美さん
コメンテーターの恒川丹さん
パネリストのみなさん
共立女子大学 こども教育宝仙大学
帝京平成大学 白梅学園大学
シンポジウムでの発表の様子