Faculty of Nursing
更新日:2024年06月26日
地域・在宅看護学
【領域紹介】地域・在宅看護学
近年保健医療システムは「入院」から「在宅(地域)」中心へと大きく舵を切り、看護師教育においても、「生活する人々」を対象として、「生活の場」で行う看護を学ぶ重要性が高まっています。地域・在宅看護学領域では、「地域看護」と「在宅看護」を連動させながら教育を行うことにより、効果的に「生活の場(地域・在宅・産業・学校)」で行う看護に必要な力を育成しています。また当領域では、2019年度より、本学部に開設された保健師課程を担っており、多様な社会ニーズに対応できる実践力をもつ保健師の育成も行っています。
講義や学内演習では、地域・在宅看護を実践する看護師・保健師、並びに連携する住民・多職種多機関の方々を招聘したり、最新鋭のシュミレーションルームや在宅医療機器等を用いて、実践が具体的にイメージできるよう工夫しています。また、千代田区や地元企業、地域包括支援センター、訪問看護ステーション等のご協力のもと、充実した学外演習と実習を準備し、地域で働く看護師・保健師並びに地域と連携する病院看護師として活躍する上で不可欠な考え方・スキルが取得できる教育プログラムで構成しています。
※保健師課程の詳細はこちらをご覧ください。
写真1 最先端の在宅医療機器を用いた医療機器管理演習
写真2 リーダーシップを基盤としたPBL型地域看護診断演習
写真3 実践を想定した地域母子保健活動演習(※保健師課程)
4年次には卒論ゼミを通じて、自己研鑽・研究能力の育成を行っています。卒業研究は学生の着想を大切にして進めていくため、テーマは多岐にわたりますが、いずれも地域・在宅看護実践上の重要な課題に取り組むものとなっています。
近年、保健医療福祉を取り巻く環境は大きく変化し、地域で予防活動や健康増進活動を行ったり、在宅療養者を支援する看護職者へのニーズは益々高まっています。さらに、豪雨や地震・大雪などの自然災害や、新型コロナウィルス感染症などの新たな感染症への対応まで、私たちは、教育研究活動を通じて、急速に変化してゆく現代社会における人々の健康を支えて行きたいと考えています。
是非、一緒に地域在宅看護学を学びましょう。志を同じくする仲間を待っています!