3月よりスタートした共立女子大学ビジネス学部教員主催の「リーダーシップ開発研究セミナー」第3回は創価大学と愛媛⼤学国際連携推進機構、さらに起業家としてもマルチにご活躍中の泉谷道子准教授に登壇いただきました。テーマは「みんながリーダーシップを発揮できる組織と社会づくりのためのある教育者のジャーニー」。

　リーダーシップという複雑で広いフィールドで泉谷先生が、探求してきたもの・しつづけているものを惜しげもなく共有いただき、会場からも活発な議論を引き出してくださいました。参加教員からは「理論やフレームワークと、実践の具体的な手ごたえの間をどうつないでいくか、また、理論と実践が継続的に架橋される組織（コミュニティ）をどうつくるかなど、取り組むべき課題が再確認できた」「非認知能力の向上に対する取り組みのヒントをいただいた」「リーダーシップとジェンダーに関していただいた情報は教育実践やFDを進める上で大変重要な観点であり、今後の取組みの参考にしたい」などの感想が寄せられました。

　泉谷先生は「リーダーシップはオーセンティックな、真正な自己に基づいた行動であると考えたときに、リーダーシップの開発は学習者の人生経験を通したアイデンティティーの発達プロセスであるということを学んだ。成人発達理論などについて更に学びながらリーダーシップ教育について探求を続けている」とのこと。今回のセミナー登壇を通じて「能力開発視点でリーダーシップ教育に取り組む一方で、取り組むべきは、すべての人が歓迎され、尊重され、傾聴される文化を育む方法について、みんなで学んでいくことなのだと実感した」とのコメントをいただき、参加者一同も強く共感しました。

　来月は、６月13日(火)に当セミナー第４回(登壇者 公立大学法人福岡女子大学国際文理学部 准教授 和栗百恵先生)を開催予定です。

〇第２回セミナー報告はこちらから

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