更新日:2025年01月30日
授業紹介
【文芸学部】「英語翻訳演習」ゲスト講師として小都氏をお迎えしました
文芸学部授業「英語翻訳演習」のゲスト講師として、光文社古典新訳文庫編集長の小都一郎氏をお招きいたしました。
小都氏は光文社書籍編集部の翻訳担当もされており、これまで数多くの本を手掛けていらっしゃいました。
今回の授業では、後期の授業担当教員である浦野郁先生が出版されたばかりの『ハワーズ・エンド』の翻訳に関するお話を中心に、
とても貴重なお話を聞くことができました。
また、小都氏と浦野先生が実際にやりとりされた原稿やメールも紹介していただけました。
たった1単語を訳すだけでも、読者が当時の情景を描写できるように、事実に基づいた適切な翻訳がされていることなど翻訳の面白さを学べる有意義な時間となりました。
小都氏のフリートークは、編集者になるまでの過程や編集者の仕事内容をはじめ、1冊の本が仕上がるまでの裏話や学生からの質疑応答など、盛りだくさん。普段聞くことのできない貴重なお話に、熱心にメモを取る学生の姿も見られました。
浦野先生訳の『ハワーズ・エンド』は、神保町の本屋さんにもズラリと並んでおります。皆様もぜひお手に取ってくださいね。
(授業担当教員:文芸学部 英語・英語圏文学専修 沼田知加教授・浦野郁教授)