更新日:2016年01月27日
日本語・日本文学専修
十二単の着装見学(日本文学演習ⅠB、日本文学講読A)
平成28年1月21日(木)5限目、ハクビ京都着物学院の乃村宣子校長先生による十二単の着装講義を拝聴しながら、着装を見学しました。
十二単は平安時代の女性の正装ですが、資料集ではつかみきれない服飾を立体的に視覚的に、細部にわたる説明をお聞きしながら、把握することができました。モデル(本学学生です)となった本人はもちろん、見学する学生も目を輝かせながら授業にのぞんでいたように思います。
大きな檜扇で顔を隠す女君と、直衣姿の男君(こちらも在学生)の姿を見たことで、今後、平安時代の物語や日記を読む視点も変わってくるのではないでしょうか。
以下、学生の感想をいくつか紹介します。
・何枚も重ねて着ていたのでとても重くて、歩くのが大変だったろうなと思いました。 平安時代は今よりも寒かったと思うので、
素足でいるのは寒そうでした。
・平安時代の貴族やファッションや文化に興味があるので調べてみたいです。
・絹はあたたかいから、就寝の時もよさそうですね。男性の足元素足はいくらなんでも寒いと思いました。
・色など季節ごとに考えられているなどのお話も聞かせていただいて、改めて平安の文化の奥深さを感じました。
・何枚も重ねた衣が色鮮やかで驚きました。もっと地味な色だと思っていたので華やかだと思いました。
二人の人が着せてあげていて一苦労だなと思いましたが、脱ぐときはまとめてばさっとぬいでいて面白かったです。