ALUMNI INTERVIEW
卒業生インタビュー
国際学部 国際学科

国際協力への夢は先生方との出会いで昇華し、
更に深化する


国際学部 国際学科(2018年度卒業)
独立行政法人国際協力機構 中東・欧州部 中東第二課

Q1 現在のお仕事の内容について詳しく教えてください。

私は途上国・地域の経済及び社会の開発、復興、経済の安定に寄与する国際協力を目的として設立された政府系国際機関でイラクの国担当として、政治・経済状況や開発課題を分野横断的に把握・分析し、どのような支援が実現可能かを考えながら協力の方針や戦略の策定に携わっています。また、国内外からのイラクに関する様々な問い合わせに応じたり、イラクと日本をつなぐ窓口ともいえる仕事です。国内外からの様々な情報を統合し、チームメンバーと協力して、国全体としての優先課題や今後の支援を検討しています。

Q2 大学での学びが現在のお仕事に活かされていることは何でしょうか。将来の目標についても教えてください。

私は現在人道支援と開発援助とのネクサスに興味があり、難民‧避難民に裨益する支援に携わるキャリアを歩みたいと考えています。また、私はいずれ家庭を持ちたいと考えており、職場の周囲には子育てをしながら働いている方が多く、家庭との両立の面で安心して働くことができると考えています。

Q3 学生生活の中で、学び以外の内容で印象に残っていることを教えてください。

正課外講座の共立アカデミーで英会話の講座を受講していたことと、学生食堂の汁なし坦々麺が大好きでよく食べたことが印象に残っています。

Q4 ご家庭やお仕事など今後のキャリアデザインをどのようにお考えでしょうか。

難民・避難民問題の解決を自分の強みにできるようなキャリアを歩みたいと考えています。また、私はいずれ家庭を持ちたいと考えていますが、職場の周囲には子育てをしながら働いている方が多く、安心しています。

Q5 共立女子大学、国際学科の魅力は何だと思われますか。

多様な分野に触れながら、自分の興味分野を見つけ学ぶことができる点が魅力です。入学当初は概括的に国際協力について学びたいと考えていましたが、多様な課題をこなすうちに特に難民問題に興味を持ちました。それでいて一つの分野に捉われることなく、自分の興味の幅を広げていくこともできました。ジェンダーの授業を履修し知見を広げ、大学院に進み、留学を終えた後には「セクシャルマイノリティ×難民」をテーマに修士論文を書きました。このように自分が興味のある分野や視野を狭めるのではなく、分野横断的な視点を養うことができる環境で学ぶことができたのは貴重な経験であったと思います。

Q6 特に今のあなたの礎となった共立女子大学での経験や体験をお聞かせください。

「共立女子大学の先生方との出会いのおかげで今の私がある」と思っています。先生1人あたりの学生の数が他の大学に比べて少なく、また先生と学生との心理的な距離も近いので、何事も相談がしやすい環境でした。中でも黒澤先生(黒澤啓教授、当時)には大変感謝しています。入学した当初、実際に国際協力に携わって来られた黒澤先生の講義を聴きながら、自分のやりたい事を再確認し、「先生のように国際協力を推進する人材になりたい」と思いました。また、相談をした際にはいつも親身になって私の話を聞き、現実的なアドバイスをしてくださいました。「先生は社会に出ていく上で必要なスキルをたくさん教えてくださっていたのだ」ということを社会人になった今、実感しています。お世話になった先生方に少しでも恩返しができるよう、自分の夢に向かって頑張っていきたいです。

(2023年1月掲載)

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