ALUMNI INTERVIEW
卒業生インタビュー
家政学部 建築・デザイン学科(2023年4月より建築・デザイン学部 建築・デザイン学科)

使う人のことを想像して取り組んだ作品制作は、
私の仕事の礎となっています


家政学部 建築・デザイン学科(2021年度卒業)
パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社 営業本部 ショウルーム部 東京ショウルーム

Q1 現在のお仕事の内容について詳しく教えてください。

キッチン、バス、洗面化粧台、トイレなど住まいの水廻りや内装材、外壁材などの商品を取り扱う住宅設備機器メーカーのショウルームに在籍し、現在は研修中ではありますが、ショウルームアドバイザーとしてショウルームを見学されているお客様に声をかけ、ご来場の目的に合わせて商品を紹介し、見積りを作成しています。お客様のご要望を伺うだけでなく、ご自宅の間取り図なども拝見し、どのようなキッチンの形が使いやすいのか、ご自宅のスペースに納まるのか、インテリアに合う色味は何かといったことを考えながら提案しています。お客様にとって大きな金額の買い物になるので、真剣に考え、悩まれることからとても責任を感じます。しかし、お客様の好みに合う提案をしながら、一緒に理想の住まいのイメージを作り上げていくこの仕事はとても楽しく、お客様を笑顔にできることにやりがいを感じています。

Q2 大学での学びが現在のお仕事に活かされていることは何でしょうか。将来の目標についても教えてください。

住まいの新築やリフォームを検討しているお客様に、快適でより良い暮らしのお手伝いができる仕事に魅力を感じて入社しました。大学での課題では、使う人の立場に立ち、物事の本質を捉えながら作品のアイディアを練り、常に悩み、考えていたことが今の仕事の「お客様の立場に立って生活を想像し、それにはどのような提案ができるのか」という思考に繋がっていると感じています。まだまだお客様の思いを引き出せず、悔しい毎日ですが、日々勉強し、お客様から「あなたに案内してもらって良かった」と言葉をかけてもらえる魅力的なアドバイザーになれるように努力します。

Q3 学生生活の中で、学び以外の内容で印象に残っていることを教えてください。

キャンパスが位置する神保町には飲食店がたくさんあり、よく友人と講義の合間の空きコマ時間にカフェに足を運んだり、美味しいカレーを味わって大学の周辺でも楽しく過ごしたことや、近くに老舗の画材店やあらゆる種類の紙を扱う専門店が集まっていることから、課題で用いる材料を購入するために訪れたことです。また、3年次の富山県のゼミ合宿では、初めて他のゼミ生と先生、助手さんと地元の伝統工芸を体験したり、美術館で作品を鑑賞したことや共に食事を取ったことが印象に残っています。

Q4 ご家庭やお仕事など今後のキャリアデザインをどのようにお考えでしょうか。

お客様に「また案内してほしい」と仰ってもらえることが目標です。教育担当として指導してくれているチューターの先輩社員のように自信を持ってお客様を案内し、素敵な提案でお客様に喜ばせることができるアドバイザーとして活躍し、会社に貢献したいです。

Q5 共立女子大学、建築・デザイン学科の魅力を教えてください。

幅広くデザインの分野を学べるところです。私はプロダクト分野を選択しましたが、好奇心が旺盛なので2年次まではグラフィック分野の授業も並行して履修していました。また、3年次に履修した建築コースとの合同演習『建築・デザイン総合演習』で取り組んだ「神保町活性化プロジェクト」では建築物を企画立案、提案する機会があり、私が持ち合わせていない知識や思考を学びました。どの授業もとても楽しく魅力的でした!

Q6 特に今のあなたの礎となった共立女子大学での経験や体験をお聞かせください。

「妥協せずに最後までやり遂げたこと」です。卒業制作では書道を題材にアクリル板を用いたパーテーションを制作しました。「書道」一つを取ってもどのような要素からアイディアを展開するか、試作しながらどのような素材を使用するか考えました。大まかな図面が出来てからは加工を引き受けてくれる工場を見つけ、加工の細部までを相談し、納得のいく作品を制作することができました。友人のアドバイスや先生方のサポートもあり、最後まで諦めず続ける力が付きました。

※2023年4月より建築・デザイン学部 建築デザイン学科

(2023年1月掲載)

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