新型コロナウイルス感染症の流行が沈静化していた2021年11月11日から１泊２日で京都へ研究旅行に行きました。西陣織会館（京都市上京区）を訪問し、ジャカード機による緯錦（よこにしき）実演や、爪を用いて緯糸をかき寄せて精密な模様を織り出す「西陣爪掻本綴織（にしじんつめがきほんつづれおり）」の実演などを見学しました。実際の作業を見学することで、様々な柄を織り出す手法について深く理解することができました。一方で、高度な技術を駆使した作品を生み出しているにもかかわらず、「スーパーのレジ打ちよりも工賃が安い」と嘆いておられた職人さんの言葉に衝撃を受けました。伝統工芸技術の素晴らしさに感動しただけでなく、その維持の難しさを実感した1日となりました。2日目は、嵐山にて着物を着用し、世界文化遺産「天龍寺」の庭園を見学しました。感染対策に配慮しながら緊張感のある研究旅行でしたが、天候にも恵まれ充実した２日間となりました。

 

西陣織会館
嵐山（左 天龍寺　右 嵐電嵐山駅「キモノ・フォレスト」）

注：写真撮影の時だけマスクを外しています

 

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