023年度卒業論文・制作・演習発表会を2024年2月1日(木)に共立女子大学本館B101講義室で開催しました。今年度の卒業論文・制作・演習発表会では、23件の口頭発表と30件のポスタープレゼンテーションが行われ、4年生の研究発表に対して活発が質疑が行われました。歌舞伎衣装や近代における洋装の変遷など服飾美学に関する研究から、コスメティクスのブランディングやサブスクリプションサービスをテーマにしたマーケティング研究、ファッションに関する心理学の研究、さらに、染織文化財の天然染料分析やコットン(綿)の微細構造などの科学的な研究まで内容は多岐にわたります。

 

1年間をかけて取り組んだ研究の成果をまとめ、専門分野外の方にも理解されるプレゼンテーションを行うために、何度も資料を修正して、発表練習を繰り返さなければなりません。タイパ(タイムパフォーマンス)の極めて低いたいへんな作業と感じる方も少なくないかも知れません。しかし、取り組むべき問題を客観的かつ俯瞰的に捉え、多面的な視点で思考して最善と思われる解答を見い出すという汎用性の高い能力を身につけるには、避けて通ることのできない学修過程の一つといえます。ICTの活用等により教育を効率化していくことも重要ですが、その一方で、非効率に見えるかも知れない歴史・伝統に培われた教育を維持していくことも重要です。被服学科では、4コース、11の研究室・ゼミが連携しながら、将来の社会を支えていく次世代の人材育成に取り組んでいます。

 

関連リンク

共立女子大学 家政学部 被服学科

被服学科ニュース

被服学科Instagram

被服学科YouTube