ブライダルファッションデザイナーとして世界的に活躍されている被服学科卒業生の桂由美先生は、2022年4月より本学の客員教授に就任されています。2022年6月30日に被服学科1年生全員を対象とする科目の「基礎ゼミナール」において、桂先生に特別講義をしていただきました。演劇に打ち込まれた共立女子高等学校時代のお話から、大学生活、そしてブライダルビジネスを日本で初めて立ち上げた頃から欧米・アジアへのビジネスを拡大したお話まで、多岐にわたる内容に学生・教職員一同時間が経つのも忘れて聞き入りました。また、学生からの「大学生活において心がけるべきことを教えてください」という質問には、「自分の得意なことを見つける」、「どのような分野でも語学は必要」、「感性を磨く」、「嘘をつかない、約束を守る」など、桂先生の経験談を交えてのアドバイスをいただきました。

桂先生から直接語られる言葉は学生たちの心に強く響いたようです。これまで漠然としていた自身の将来や仕事に対して、各自の心の中に様々な将来像が結像したことが授業後のアンケートから伺うことができました。また、桂先生からいただいたアドバイスを今後の学生生活で実践していきたいという決意の言葉も多く見られました。世界的に活躍されてきた桂由美先生が自分達と同じスタートラインから出発されたこと、むしろ自分達の方が恵まれた環境にあることへの気付きを通して、学生達に希望と勇気を与えていただいた貴重な100分間でした。次回は、上級生に向けてブライダルビジネスの現状や今後の展開、最新のウエディングドレスデザインの潮流などについて講義していただく予定です。

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