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家政学部 被服学科ニュース詳細

更新日:2019年07月05日

研究紹介

ウェアラブルコンピューティング×ファッションの研究を進めています。

 2019年度の卒業研究では、被服コンピュータ応用研究室(ファッションビジネスコース)と被服意匠研究室(ファッションクリエイションコース)のコラボレーションで、ウェアラブルコンピューティングを応用した新しいファッションデザインに取り組んでいます。「100年後の衣服」をテーマに、体温の維持や身体の保護といった被服の身体・生理的機能や、集団への帰属や自己表現に代表される被服の社会・心理的な機能とは異なる、新しい被服の機能について研究を進めています。

 現在は、デザインのコンセプトとして「離れていても感じられるつながり」「感情の波及」「境界のない世界」などを設定して、これらのコンセプトを表現する作品に必要な要素技術について検討しています。作品のハードウェアは、Raspberry PiというシングルボードコンピュータやArduinoマイクロコントローラに、生体信号をはじめとする各種センサ、多色発光LEDやモーターを接続して構成します。導電性の糸を用いてセンサや多色発光LEDなどの電子部品を布に刺繍すると、衣服の上に電気回路をつくることができます。

 被服学科の卒業研究では、コースや研究室といった専門分野の枠組みを越えた文理融合のテーマも積極的に進めることで、既存の発想にとらわれずに新しい価値を創出できる人材の育成に取り組んでいます。

導電糸の刺繍で作成した電気回路のテスト

筋電センサを用いた実験

クランク機構の確認

生き物のような服になる予定

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在日フランス大使館で開催されたレクトラ・ファッションセミナーで発表しました。

 

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