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新しいカリキュラム-GSEプログラム

1.GSEの取り組み

2016年度発足のGSE(Global Studies in English)は、グローバル社会におけるビジネスや日米英等の社会について、英語が母語の教員を中心に講義・ゼミを行い、卒業に要する単位の半分(62単位)を英語で修得するプログラムです。2017年度には新任教員2名が加わって4人のネイティブ・スピーカーが担当しています。こうした充実した指導体制の下、GSEでは、通常の必修外国語に加え、インテンシブ・クラスで英語力を鍛えるとともに、専攻分野と相まっての確かな専門知識および幅広い国際教養の修得を目指します。GSEでの学びの集大成として、少人数のゼミナールにおいて英語で卒業研究を行います。

長期留学および語学研修

1.国際学部学生の海外留学

グローバル人材育成の必要が広く認識される中で、近年国際学部では在学中の海外留学が増えています。留学先は大学や学部の協定校にとどまらず、学生自ら調べた上で選んだ大学も少なくありません。

2.留学で取得した単位の認定

国際学部では、長期留学しても4年間で卒業できるよう、留学先で取得した単位を積極的に認定しています。2018年度においては、1年間留学した者の85%が30単位以上の単位認定を受けており、無理なく4年間で卒業することができます。休み時間も含めた厳密な授業時間換算に基づき、単位認定を行っています。

国際学部短期語学研修プログラム

1.州立ワシントン大学

アメリカ西海岸の州立ワシントン大学において夏季休暇期間を利用して行う、ホームステイとセットになった約25日間の英語研修プログラムです。州立ワシントン大学は、西海岸地域のみならず、全米でもトップクラスの名門として知られています。

2.ダブリン・シティ大学

穏やかな気候に恵まれたアイルライドの首都に立地するダブリン・シティ大学において行う、ホームステイを含む約25日間の英語研修プログラムです。2012年より開始され、夏季休暇期間および春季休暇期間の年2回行われます。

国際交流

1.フルブライト招聘講師

アメリカの現職大学教員であるフルブライト招聘講師により、長年英語での特別授業を実施しています。これらの科目はGSE科目としても履修可能になっています。 国際学部では長年、日米教育委員会によるフルブライト交流事業の一環として日本に派遣されたアメリカ人研究者を招聘講師として受け入れ、本学専任教員サポートの下、授業を担当していただいています。これにより、アメリカの大学で行われている授業を日本においても体験することができます。

2.海外研究旅行

学部授業の一環として毎年海外研究旅行を実施しています。 オリエンテーションや事前授業への参加などを経て、夏休み、春休みなどに海外研究旅行に参加し、帰国後にレポートを提出すれば、「海外事情/フィールドワーク」として2 単位を取得できます。2018年度はイタリア(2019年2月・22名)、2019年度は中国(2019年9月・13名)への研究旅行が実施されました。旅行先では現地大学の学生との交流・討論なども行われ、同世代の若者たちの考え方やライフスタイルを学ぶ機会にもなりました。

3.学生の国際交流

2016年度に引き続き、2017年度も、国際学部2名の学生が8月28日~9月3日の日程で、日中文化交流協会大学生訪中団に参加し、北京、貴州、上海を訪問しました。万里の長城、北京大学、故宮博物館、貴州省にあるビッグデータ発展センター、貴州民族大学、黄果樹の滝及び上海の豫園、外灘などを訪れ、中国の伝統文化に触れ、現地の大学生と交流を行いました。

4.教員による研究交流

国際学部では、専任教員によるアメリカ・ヨーロッパ・アジア等の学術機関との多様な研究交流が行われています。立地条件の良い本学では、国際的な学会の会場となることも少なくなく、著名な海外研究者の講演も行われています。こうした研究上の成果は、いろいろな形で学生の教育にも還元されています。

   

教育プラスアルファ

1.さまざまな授業形態

「映像文化論」(2019年度)
現代社会において重要なコミュニケーション手段である表象について理解を深めるための授業として「映像文化論」を開講しています。この授業は、現在映画製作の第一線で活躍し国際映画祭で受賞している映画監督、撮影監督、美術監督、プロデューサー、脚本家の先生を講師として招いてオムニバス形式で行っています。 制作者の言葉を直接聞ける大変贅沢な授業で、毎年150人近くの受講者がいます。

「国際文化特論Ⅰ」(2016年度)
リオ五輪に先立つ2016年前期に、国際的なスポーツの祭典であるオリンピックを主題とする「国際文化特論Ⅰ」を開講し、オリンピック(パラリンピック)をめぐる政治、社会、文化の諸問題について、さまざまな地域で開催された大会や、国際スポーツ機関としてのIOCの役割など、教員の多様な専門分野を活かした輪講形式で授業が行われました。2020年度の東京オリンピックに合わせて2020年度も同様の授業を開催する予定です。

「国際文化交流論」
国際文化交流事業の第一線で活躍する講師を、独立行政法人国際交流基金より招聘して行う輪講授業です。中国、東南アジア、南アジア、中東、フランス、アメリカなどとの文化交流、国際文化交流の理論、日本語教育などの幅広いテーマについて、それぞれの分野で実績を積んだ専門家からお話をうかがうことができる特色ある授業です。

「Topics in US society」
“Topics in US Society”は、現在のアメリカ合衆国社会の諸課題について考える入門レベルの科目です。クラス全体や小グループでの討論、さらにインタラクティブなミニ講義など、教員、学生、そして外国人ティーチング・アシスタント(TA)の間で多くの対話がある、とても活発な授業です。

2.活発なゼミ活動

(1)基礎ゼミナール、国際入門演習
1年生を対象とした基礎ゼミナールでは、教室で学ぶだけでなく、共立の立地を活かし、大学周辺にある博物館、美術館などさまざまな文化機関や、国際協力などグローバルな視点から活動している組織を訪ねて見学し、視野を広げる試みを行っています。

(2)国際基礎演習Ⅰ、Ⅱ
前期、後期で2 つのゼミに属し、研究テーマ、方法などを学び、国際専門演習の選択に役立てています。

(3)国際専門演習、国際卒研演習
国際専門演習、国際卒研演習は同じ教員とメンバーとなり、見学や合宿などを交えて各ゼミの特徴ある活動が行われています。

3.卒業研究の成果発表と優秀論文の表彰

2016年度より、国際学部では卒業研究について従来から行われてきた中間発表会に加え、提出後に全ゼミ、全学生参加による公開の成果発表会を開催し、1年間の努力の結晶をプレゼンテーションすることになりました。また、優れた卒業研究(論文)を表彰する制度も導入し、2018年度は約266本の論文のなかから、分野別に6本が選ばれ、『優秀卒業論文集』が製本、配布されました。

4.学部講演会

毎年様々な分野で活躍している方を外部講師としてお迎えし、講演会等を企画しています。 海外体験豊富な専任教員の人脈を生かして、美術館の館長、グローバル企業の経営者、国際機関事務局の元幹部、テレビ局のディレクター、料理外交に詳しいジャーナリスト、世界的に活躍する音楽家などによる、他ではなかなか聞けない講演会を、年2〜3回のペースで実施しています。また、1年次生を対象に、グローバル企業等で活躍する先輩達を招いて、学生時代の過ごし方や就職活動等の体験を語ってもらう企画も行っています。

基礎ゼミナール講演会
国際学部では、2019年6月13日に、のアニメーションである今林由佳氏を講師としてお招きし講演会を開催しました。題目は「人生の航路・チャレンジ」であり、今林氏のアニメーション作家になるまでの道のりや仕事の実例をお話頂きました。映像制作という切り口での話を通して、「自分らしい未来」を切り開くためのヒントを頂く大変貴重な機会となりました。

国際学部講演会
国際学部では、2019年6月27日に、通訳、字幕翻訳者として、日本・イランの映画を翻訳されたショーレ・ゴルパリアン氏を講師としてお招きし、講演会を開催しました。ショーレ氏が翻訳家となるまでの経緯やこれまでの活動、イランとはどういう国であるかを写真や映像を交えてお話いただきました。これまでほとんど馴染みのなかったイランについて理解を深めることができ、学生にとって非常に有意義な講演となりました。

広報活動の展開

1.教員リレー・エッセイの実施

ホームページを活用した広報活動の一環として、2017年度から、各教員がリレー形式でエッセイを執筆し、公開しました。それぞれの研究やそれ以外の関心にもとづく内容で、国際学部で教壇に立つ専任教員のプロフィールとして、受験生向けだけではなく、ゼミの選択に際しての情報としても活用されています。ゼミの選択には、さらに教員の自己紹介やゼミ生による紹介からなるページを作成し、学内向けに公開しています。

2.学生広報委員の活動

これまでの学部広報活動はもっぱら教員のみによって行われてきましたが、2017年度には受験生や在校生の関心に沿うべく、学生広報委員を募集し、十数名の参加を得ました。その活動は、国際学部での学びに関連する独自の取材記事の執筆、広報活動の改善にかんする提言など、多岐に及んでいます。2020年度はさらにその活動を拡充する予定です。

3.国際学部特製オリジナルグッズの作製

国際学部では、昨年度に続き、クリアファイルとルーズリーフを作製し、在校生に配布しました。デザインなど作製に当たっては、教員、助手だけではなく、学生広報委員たちも参加し活発な話し合いが行われました。

    

就職活動支援

1.マナー講習会

国際学部では、2019年7月4日(木)17時より本館1010教室において、インターンシップを直前に控えた学生を対象に、外部講師を迎えての「インターンシップ・マナー講座」が開催されました。学生達は、国内線・国際線の元キャビン・アテンダントの講師によるユーモアを交えた豊富な経験談に聞き入り、また流れるような美しい所作には目が釘付けとなっていたようです。

 

刊行物

1.『国際学部リブレット』

新入生に配布する学部での学びに関するガイドブック『国際学部リブレット』を毎年作成しています。1年の入学時に配り、4 年間の学びの指針となっています。

2.『プロスペクタス』

国際学部の教員や卒業生のエッセイ、インタビューなどから構成される小冊子です。各号テーマを定めて、さまざまな観点からの教員や学生のコミュニケーションの舞台となっています。2015年度は「今に生きる私の国際体験」、2017年度は「『グローバル化』の新たな段階」となっています。なお、バックナンバーの多くは学部HP上で閲覧、ダウンロード可能です。