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独自の取り組みWEB版文芸学部

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学ぶ

1.講座

「講座」とは、特定の目標やテーマにそって10〜15程度の授業を履修し単位を取得する取り組みです。講座群A(実務)は情報処理検定講座、編集技術講座、英語通訳ガイド講座、フランス語通訳ガイド講座の4講座が、講座群B(文化)は広告文化講座、編集文化講座、シェイクスピア講座、日本人論講座、ポピュラーカルチャー講座、地中海講座、ジェンダー講座の7講座があります。修了すると講座修了証が授与されます。所属コースで専門性を深める学びとは別に、もうひとつの自分らしい学びを形にすることができます(2020年度入学生より刷新予定)。

2.十二単着装の見学

平安文学の授業の一環として、十二単の着装見学を行っています。ハクビ京都きもの学院の先生を講師としてお招きし、講義をうかがいながら、着装の仕方を見学します。当時の貴族の女性はほとんど外出することなく室内で過ごしていたわけですが、実際に十二単を目の当たりにすると、いかに衣服に行動が規制されていたかを想像することができます。百人一首の絵札に描かれる女性の座り姿や、ゐざる動作、衣ずれの音など、資料集を見るだけではなかなか伝わらない部分が見えてきます。着装見学は主に十二単ですが、直衣や狩衣など男性装束も着付けをしていただいています。ちなみに、どちらもモデルは学生です。

3.『K-RITs』

DTP基礎実習Bという授業では、雑誌『K-RITs』を制作します。学生が企画書を練り、神保町の店舗や施設などで取材と撮影を行い、記事を書き、DTPソフトでデータをまとめます。本冊子は学内外で配布、多くの方に読まれています。

読む

1.ブックマラソン

文芸教養コース(2020年度入学生より文化領域文化専修)では、多くの本に触れて世界を広げることを目的に「ブックマラソン」を実施しています。教員が推薦する計200冊以上のバラエティ豊かな図書と自薦本のなかから関心のあるものを選び、配布される読書ノートに感想などを記入します。授業にも積極的に導入されており、ブックマラソンのリストから卒業論文のテーマを選ぶ学生が出てくるなど、学生が本に親しむ良いきっかけとなっています。

2.リーディング・マラソン(Reading Marathon)

英語・英米文学コース(2020年度入学生より言語・文学領域英語英語圏文学専修)で行なっているリーディング・マラソンは、英語の速読教材を使って学生の自学自習を支援するシステムです。スタンプ・ラリー形式で、レベル別に分かれた42冊の英語速読教材を読破することをめざします。

3.プレジール・ドゥ・リール(Plaisir de lire)

「プレジール・ドゥ・リール」は読書の喜びという意味で、フランス語フランス文学研究室で実施している、日本語訳でフランス語圏の文学を読むプログラムのことです。参加者には読書手帖が配付され、読了した冊数に応じてお祝いの品が贈られます。

究める

1.日本文学研究旅行

日本文学演習を履修する学生有志が旅行計画を立て、その土地に根ざした文学施設や作家が住んでいた風致地区を訪れる研究旅行です。

2.フランス語フランス文学コース研究旅行

フランス語フランス文学コースでは、毎年研究旅行を実施して様々な場所を訪れ、フランス語やフランス語圏の文化を学んでいます。これまで軽井沢寮でフランス語強化合宿をした年もあれば、世界遺産になった富岡製糸場や箱根のポーラ美術館を訪問した年もあります。例年、国内での研究旅行にはフランス、スイス、そしてアフリカのベナン共和国からの交換留学生たちも参加しており、フランス語での会話や文化交流が生まれています。

3.造形芸術研究旅行

造形芸術コース所属および美術史をテーマとした卒業論文を予定している2・3 年次生を対象に、隔年で2泊3日の研究旅行を実施しています。研究旅行では作品の「実物」を鑑賞し、美術に関するさまざまな問題について議論し、物事の本質を追究することに挑んでいます。

4.合同観劇会

劇芸術コースでは半期に一度、年二本、教員が選定した舞台作品を観劇し、その所感を観劇レポートにまとめて提出します。作品は一本が現代劇、もう一本が歌舞伎や文楽などの古典芸能から、劇芸術コースの授業内容に資する作品が選ばれます。

5.文芸メディア研究集会

文芸メディアコースでは、メディアに関連のある様々なジャンルの方を、主に外部から講師としてお招きしています。1 時間ほどの講演後、30分ほどの質疑応答の時間を予定していますが、毎回時間オーバーしてしまうほどメディアに対する文芸学部学生の関心は高く、また講師の方たちもそれによく応えてくださいます。

称える

1.さくら賞

「さくら賞」は、1967年に文芸学部における当該年度最優秀卒業論文・卒業制作を顕彰するために設置され(発足当初の名称は「サクラ賞」)、半世紀近くにわたって文芸学部学生たちの卒業論文・卒業制作のモチベーション・アップに貢献してきました。例年、受賞者には学部長の手により賞状と記念品が卒業証書とともに学位記授与式の際に授与されます。

2.マリアンヌ賞

マリアンヌとはフランス共和国を象徴する女性、母性や自由などの理念のアレゴリーです。フランス語フランス文学コースでは、毎年卒業祝賀パーティで優秀な卒業論文の執筆者を表彰しています。

3.すみれ賞

「すみれ賞」とは、劇芸術コース(2020年度入学生より芸術領域劇芸術専修)で特に優秀と認められた卒業論文や卒業制作(戯曲もしくはシナリオの創作)作品に対して授与される賞です。卒業式後のコース別学位記授与式の際、表彰状と賞品の贈呈式を行います。

4.プリマヴェーラ賞

造形芸術コース(2020年度入学生より芸術領域美術史専修)では、4年次の卒業論文発表会及び卒業論文・卒業制作展を通じてもっともすぐれた論文または作品を選考し、これに「プリマヴェーラ賞」を授与しています。また、それとともにすべての論文・作品の概要を「プリマヴェーラ(イタリア語で春の意)」と題する冊子にまとめ、毎年発行しています。

5.文教賞

文芸教養コースではコース内の「さくら賞」推薦候補作すべてに「文教賞」を授与しています。毎年10作ほどの「文教賞」には賞状と記念品が卒業証書とともに学位記授与式の際に授与されます。

6.絵画卒業制作・学外展

造形芸術コースの卒業制作ゼミ(2019年度入学生まで)では、学内での卒業制作展の後、銀座の画廊で毎年学外展を開催しています。銀座の画廊での展覧会は実に晴れがましいことですが、一方では専門家の厳しい視線に耐える作品であるか、学生にとっては緊張の展覧会でもあります。会場には卒業生たちも来場し、旧友との再会の場ともなり、学内、学外を問わず多くの出会いが生まれています。

   

伝える

1.『文藝学部報』

『文藝学部報』は1968年の発刊以来、文芸学部の教育・研究活動を内外に伝えてきました。現在は年3回発行、毎号組まれる特集記事は、文芸学部らしい興味深い読み物にもなっています。

2.『文學藝術』

1968年、当時文芸学部に付設されていた文芸研究所の機関誌として『文學藝術』が創刊されました。以来毎号特集を組み、論文だけでなくエッセイ、研究余滴、回想録など多彩な表現を許容しており、専門の垣根を越えて思考し、実践する、文芸学部の気風を体現したメディアとなっています。執筆者は全学の教職員に及んでいます。

3.『共立女子大学文芸学部紀要』

文芸学部では1972年より教員の研究成果を紀要として刊行しています。2011年からはオンラインでも公開されています。

4.『文芸FD報告』

文芸学部では、独自に行ってきた教育改善の様々な試みの締めくくりとして、教員が一年間の担当授業を振り返り、それを共有するものとして『私の授業を振り返って』を発行してきました。これを引き継ぎつつ、さらにあらゆる関係者に説明責任を果たすべく、2016年度より『文芸FD報告』として内容を刷新しました。

5.『櫻雲』

文芸学部の最優秀卒業論文・卒業制作に授与される「さくら賞」受賞作と全ての卒業論文の題目を掲載する冊子を、『櫻雲』という名称で2010年から発行しています。『櫻雲』の存在は、文芸学部学生のモチベーション・アップに寄与するだけでなく、3年次学生にとって卒業論文・卒業制作の大切な資料となっています。

6.『プリマヴェーラ 卒業論文・卒業制作概要集』

造形芸術コース(2020年度入学生より芸術領域美術史専修)では、卒業論文と卒業制作の概要をまとめた冊子を毎年発行しています。1人1ページずつ、卒業論文の場合は論文の要旨と執筆後の所感、卒業制作の場合は作品の写真と本人のコメントを掲載しています。分野は西洋美術史、日本美術史、絵画、彫刻の4つですが、内容は中世から現代まで、西洋から日本まで、人物あり、動物あり、抽象に至るまで多彩です。

7.『タ・ケパライア』

文芸教養コース(2020年度入学生より文化領域文化専修)では2017年度より、卒業論文の概要をまとめた冊子を制作しています。タイトルはギリシャ語で「総仕上げ」を意味し、ゼミごとに1人1ページ、タイトルと目次・要旨、2、3年生に向けた一言メッセージが書かれています。卒業生にとって自分とゼミ生の学びの集大成となるだけでなく、これから卒論を書こうとしている学生にも参考になると好評です。

出会う

1.源氏物語研究会

月1回程度、在学生、院生、卒業生等有志で、源氏物語の読書会を行っています。時には文学散歩に出かけたり、源氏物語にちなむ香遊びを華道部と共催したりもし、様々な形で源氏物語を楽しんでいます。

2.桜会展

「桜会展」は桜会会員による展覧会です。桜会とは主に絵画ゼミ卒業生の集まりであり、その名称は共立女子大学の校友会である櫻友会の桜に由来します。そのきっかけは、2012年に、櫻友会のサポートにより神保町すずらん通りの檜画廊で開いた展覧会です。桜会が卒業生と在学生の、年齢や肩書き、学年を超えた出会いと交流の場として発展することが期待されています。

3.「OGネットワーク」によるキャリア支援

文芸学部卒業生の交流組織である「文芸OGネットワーク」では、2011年よりOGの立場から「在学生の就職支援」を行なっています。働くことへの認識を深めるトークイベントなど、文芸学部の学生にとって適切な就職支援とは何か、先輩としてできることは何かをともに考えながら、サポート体制を整えています。