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更新日:2017年11月02日

海外研修リポート

夏季海外研修レポート(中国・北京大学)

文芸学部 2年 Y,T

私が今回、北京大学への夏季海外研修に参加を決めたきっかけは家族で行く旅行であった。いつもはコミュニケーションが取れる人に任せているのだが大学に入学してから中国語の授業を履修し、ほんの少しだが授業で習った語句を用いそれが通じたときの喜びが自分の中でとても大きく、もっと話せるようになりたい、コミュニケーションをとれるようになりたい、中国人と話す機会が欲しい。そう思ったのが留学を決意した理由である。

北京大学内のキャンパス・寮は不便ない充実した生活を送れた。

校内の顔ぶれは中国の大学というよりもアメリカの大学に近いイメージで、さまざまな国籍の人が入り混じって共に勉強をした。学生が食事をするのは主に校内の学生食堂。

1ヶ月いても飽きないほどの食堂の数と料理数。値段は一食15元(約250円)ほどでとても安価であるのに食べきれないほどの量が出てくるのが印象的だ。

                      

授業は全80コマある。全9クラスから構成されており、初心者・初級・中級・上級・高級と細かく分かれており、各自のレベルに合わせて選ぶことができる。

何回か授業を受けて自分の判断でクラス変更ができる。先生の質・教材・カリキュラムこの3つのクオリティの高さは北京大学の教育の凄さであると強く感じた。

先生の質としては非常に熱心で熟練して先生で固められており、「しっかり」授業をする。正直なところ、中国人がここまで熱心でまったく手を抜かず何かを教えてくれることに少し驚きを感じた。クラスの人数は15人ほどで常に先生から指名をされ中国語で話すのが主な授業の進め方だ。日本語を話すと注意され、教室内では中国語あるいは英語のみである。毎日、単語のテストとそのほかに課題やプレゼンテーションなどの宿題もあった。試験は中間試験と期末試験に分けられ、期末試験では先生と一対一で話をするという内容だ。先生からの質問を聞き取りそれについて考えその場で中国語で話すというのは私自身とても困難であった。勉強に関していえるのは周りの意識の高さ。それらにとても刺激され自分自身の活力にもなり皆で高めあえたと私は感じた。

 

ほぼ友人とともに行動をしていたが後半は一人で観光をし、中国語で話すこともできそのとき初めて少しだが自身の成果を感じることができた。一人旅をしたことは特に印象深く昨日のことのように思い出される。中国の自然の壮大さや感じた人情、文化や歴史観の見解の相違等、異国の地でやはり考えさせられたと共に視野も広がった。

            

今回の留学はとても貴重で自分自身の財産となった。また自国を知るために外国語を勉強することは有効であると私は思う。

決して無駄なものにせず、今後とも中国語に触れる機会を自身で増やし精進していきたい。