国際学部

Faculty of International Studies

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国際学部ニュース詳細

更新日:2024年11月08日

授業紹介

【国際学部】立松美也子教授担当「国際人権論」にて中村恵氏(国連UNHCR協会 事務局長特命(渉外担当))による特別講義を行いました

 2024年10月24日 「国際人権論」の講義に非営利団体 国連UNHCR協会で渉外をご担当なさっている中村恵さんをお迎えし、 「UNHCRの人道援助活動/国連UNHCR協会の役割」と題した特別講義を行いました。この講義は、国際人権条約のみならず、国際的にどのように人道問題に対応しているかを学ぶことを主要なテーマとしています。

 

 

 中村恵さんは、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に1989年に就職なさり、ジュネーブ本部、東京事務所広報室勤務の後、ミャンマーにて援助現場の活動に従事なさった後、国連UNHCR協会にお勤めになり、2001年より、国連難民高等弁務官退官直後の緒方貞子さんの私設秘書もお務めになりました。そのご経験を踏まえ、2022年には『難民に希望の光を 真の国際人緒方貞子の生き方』(平凡社)を上梓なさっています。
 

 

招聘講師の中村恵・非営利団体国連UNHCR協会渉外ご担当

 

 御自身がUNHCRにおいて実際に経験なさったことや現在の国際社会が直面している難民や国内避難民などの状況についてご説明くださいました。また、どのような経緯で国連職員として働くようになったかについても、お話しくださいました。今回の特別講義の機会を活かして、受講学生ひとりとひとりが国際学部で国際問題についてさらに考えを深める好機となることを期待しています。

以下に学生の感想の幾つかを紹介します。

 

「難民の問題は世界の遠くの場所で起こっているイメージで自分事と捉えることが正直難しいと思っていました。今回の話を聞いて難民の定義や考え方をより深く考える良いきっかけになったと思います。紛争や内戦だけでなく気候の問題も関わってくるとアフリカの特に難民が多いとされる地域はより深刻な問題を受けることになります。ニュース等でも異常気候などでそれらの国が取り上げられることが多いので、人的要因だけでなく自然的要因でも脆弱であることを再認識しました。 難民映画祭の映画の中でもThe Walkが特に気になったのでせっかくの機会ですし、見に行きたいです。 本日はありがとうございました。非常に有意義なお話が聞けました。」

 

「難民が増加する昨今にこのような貴重なお話を聞けて光栄でした。止まない内戦や気候変動の影響など要因はそれぞれであるが、援助を必要とする人が1億人以上もいると受け入れ国の負担が大きいなとひしひし感じました。政府の脆弱性を改善することは簡単ではありませんが、私は日本にいてもできる寄付を積極的に行っていきたいとおもいます。また、来月行われる映画祭も行ってみようと考えております。前のITの会社から離れることを躊躇せず、国をまたいで仕事をする姿がかっこいいです。本当にありがとうございました。」

 

「本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。UNHCRの名前は聞いたことがあったのですが、実際に働いていらっしゃる方のお話を聞く機会がなく、どのような環境で仕事しているか曖昧だったので、講演が聞けて理解が深まりました。難民には様々な問題が直面していると共に、UNHCRが時代と共に対策を改善して尽力なさっていることが理解できました。社会人になったら引き落としで寄付をしたいと思いました。また、難民や難民支援団体についてもっと学んでみたいと感じました。難民映画祭は今回の講演で初めて知ったのですが、そのような機会が今後もあれば参加してみたいと思います。」
 

 

 

 

 

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