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更新日:2019年07月30日

【国際学部】客員研究員ツィーマン教授による授業が行われました。


 以前の記事でお伝えした通り、6/23~7/14の日程で、日本学術振興会のフェローとして、英国シェフィールド大学歴史学科のベンヤミン・ツィーマン教授が本学に滞在されました。


講義中のツィーマン教授


 滞在中、東京から福岡までの一連の講演、ワークショップで精力的な活動を行われたツィーマン教授は、忙しい合間を縫って、7/10には本学でも輪講科目「国際学入門Ⅰ」にゲストスピーカーとして登壇していただきました。


 テーマは、目下イギリスの最大の政治問題であるBREXIT(イギリスのEU離脱問題)。EUの中核国であるドイツの出身である一方、15年間イギリスで教壇に立ち続けたツィーマン教授ならではの視点から、イギリスが当初の躊躇やフランスの妨害を経て、1973年にECに加盟するところから、2016年6月の国民投票の結果僅差による離脱決定とその後現在に至る混乱についてお話しいただきました。


 後半約30分の質疑応答でも、国民投票における賛成、反対の世代、地域差や、イギリスに続いて離脱を図る国家の有無、離脱後の再加盟の可能性、そして新首相決定後(ちょうど昨日、離脱の旗振り役の一人であったボリス・ジョンソン氏の就任が決まりました)の10月末に予定されている期限における着地点についてなど、さまざまな質問が受講する学生たちから出され、ツィーマン教授も丁寧に答えられていました。学生たちが毎回授業後に記述するコメントペーパーもいつも以上に多く書かれており、熱心に聞いていたことが伺われました。


「国際学入門Ⅰ」の授業風景