

Department of Language and Literature
更新日:2026年02月16日
その他
【短大・文科】グローバル・コミュニケーションコース専任教員活動紹介~インド・ニューデリーでのボランティア活動~その4
2026年2月、インドの首都ニューデリーより
この時期のニューデリーは、深刻な大気汚染に見舞われています。時にはPM2.5濃度が300μg/m³を超え、これはWHOが推奨する24時間基準値の12倍以上に相当します。一方で、マスクをしている人は稀であり、排気ガスにまみれて路上や工事現場で生活している子供達も多くいるのが現状です。
そのようななか、青空図書館を運営しているグループがあります。その活動の一環として、日本の折り紙を使ったワークショップを実施しました。夕方の決まった時間に公園に子供達が集まり、皆で風車や紙飛行機を作ります。特に、風車が人気で、それぞれの風車に絵を描いて楽しんでいました。
当日は直前まで雨が降っていたため、空気の汚れがほんの少し洗い流されたようですが、公園はうっすらと靄がかかっており、これは空気の汚染レベルが未だ高いことを示しています。ニューデリー地域では乾季の12月~2月は降雨が極端に少ないことと、路上で生活をする人々が火を焚いて暖をとることにより、大気汚染が加速されます。さらに、霧が発生する早朝は汚染物質が低層に閉じ込められるため、特に子供達の健康への影響が心配されます。
そのような子供達を前に、折り紙のワークショップをすることにどのような意味があるのか、という問いにもぶつかります。自問自答をくり返しながらも、今の自分にできることは目の前の子供達を笑顔にさせることであり、一緒に遊びながら、皆で何かをする喜びを共に感じることができたら、それが子供達の発達段階においてよい影響をもたらすはずであると考えています。
街では、子供の物乞いに遭遇することも多くあります。彼らに一時の施しをすることに意味を見出さない人もいるでしょう。でも、やはり私は目の前に困っている人がいれば、それがかりそめであっても、手を差し伸べてしまいます。そのような時はお金ではなく、キャンディーやチョコレートなどを渡すようにしています。お金は大人の手に渡ってしまいそうなので、お菓子であればその場ですぐに食べられるからです。車に乗る時には常にお菓子をもつようになりました。
さて、話を日本に戻します。
2026年度後期には、「サービス・ラーニング実践演習」が開講します。そこでは、ボランティア(サービス)を単によい経験で終わらせない学びがあります。ボランティア活動の裏にある社会問題を学問の力(ラーニング)を使って掘り下げていくのがサービス・ラーニングです。後期に皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。
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▲乾季は公園の一角で開催しています。うっすらと靄がかかっています。
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▲アクティビティの後は皆でホットココアを飲んで解散します。
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