

Faculty of International Studies
更新日:2025年12月05日
授業紹介
【国際学部】鈴木ゼミが伊豆でゼミ合宿を行いました(熱海プロジェクト・卒業研究)
2025年11月8日(土)から9日(日)に、国際学部の鈴木ゼミ(国際経済学研究)の3年生、4年生19名が、伊豆稲取で合宿を行いました。合宿では、3年生は熱海プロジェクトに取り組み、4年生は卒業論文の仕上げを行いました。3年生と4年生が合同でグループ活動を行い、懇親の場も設けて学年を越えた交流を深めました。
3年生は、熱海市が地域振興策としてどのようなまちづくりや観光施策をとっているかというテーマで、熱海を実際に探索し、課題や改善策を考えるというプロジェクトに取り組みました。3グループに分かれて、熱海の宿泊客数の停滞傾向や宿泊施設数の減少、インバウンド宿泊客の少なさ、日帰り観光客の多さなど、熱海の観光地としての特徴を事前学習で確認し、計画を立て、熱海を訪れました。インバウンド需要に着目して観光案内所に立ち寄ってお話を伺ったり、観光客の特徴を実際に確認したり、観光地までの案内や訪問した観光スポットの魅力を確認したりしながら、半日という短い実地訪問をもとにプロジェクトを完成させました。
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3年ゼミで春から取り組んできたビジネスコンテスト、現代経済に関するテーマでのグループ研究と同様に、熱海プロジェクトでも新たなグループをつくって、日本の経常収支を大きく支えるインバウンドにも着目した観光地の活性化という国際経済学とも関連が深い課題に取り組みました。合宿2日目に、2学年合同のグループ活動で、4年生からたくさんアドバイスをもらってプロジェクトの完成まで作業を進め、合宿から戻ったゼミで完成したプロジェクトの発表を行いました。
4年生は、卒業論文完成まで残り1か月となり、ようやく卒業論文のゴールが見えてきたところです。合宿中には、教員と学生、学生同士がゆっくり意見を交わす機会をたくさん作ることができ、卒業論文の最後の仕上げ部分が大きく進んだようです。3年生の前で卒業論文の中間発表を行いました。
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以下は、合宿に参加した3年生および4年生の感想です。
3年生
今回の合宿で初めて熱海を訪れました。熱海プロジェクトでは、観光策や取り組みを見る中で、観光地が観光客を増やすために行なっている努力を調べて、熱海で実際に体験することでさらに新たに気づくこともありました。少子高齢化や日帰り客が多く観光収入が少ないといった課題に直面していることは、ニュースでその他の観光地とあわせて取り上げられる中で見ていますが、対策を行なっている様子を実際に見るとまた違うように感じました。建設中のホテル、工事中の張り紙を見て、観光地としてさらに発展していくのだなと、プロジェクトはそんな目線で進めていました。実際に調べてすぐに体験できた今回のプロジェクトは私の中で熱海への新しい訪れ方でとても刺激的でした。
今回のゼミ合宿を通して、まずは3年生のみんなと仲良くなれたと感じています。他の研究グループの人達と話す機会がなかなかなかったので、このような機会に一緒にグループワークをすることができて、よかったです。また、4年生との懇親会では、就活のお話を中心に、さまざまな体験談をお聞きすることができ、有意義な時間になりました。熱海の課題、発展策を考えながら、このような経験をすることができ、思い出にもなりましたし、自分の就活での課題を知ることができました。
4年生
集中して卒論を進めることができました。いつでも先生に相談できる状態だったのがよかったです。提出までの残り1ヶ月、最後まで頑張っていきたいです。3年生との交流会では、就活に関していい情報を教えてあげられたか不安ですが、色々な話ができて親睦が深まったと思います。4年生同士も、2日間皆で楽しく過ごせて、また集まりたいねという話もできたのでとてもいい機会になりました。
普段は個人でやっている卒論作業を全員で集中して取り組む時間があったことで、普段と比較して集中して作業をすることができたと思います。進捗や卒論を書く中で迷っている点などを互いに共有したり、授業時間内ではあまりとれていなかった交流の時間もとったりすることができた点が良かったです。3年生との交流もできたので、少し刺激を受け、良い機会になったと感じました。
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