

Faculty of International Studies
更新日:2025年12月03日
授業紹介
【国際学部】菅野敦志先生担当「アジア太平洋の国際関係B(各論)」の一環で、特別講義を行いました
2025年10月23日(木)、国際学部・菅野敦志先生ご担当「アジア太平洋の国際関係B(各論)」の一環で、ジャーナリスト・藤原秀人さん(元朝日新聞中国総局長)をお迎えし、「アジア太平洋の国際関係を人と人の視点から見る―中国体験を中心に」と題した特別講義を行いました。
講義では、事前に受講生が藤原さんにお送りした質問を丁寧に踏まえながら、日中共同世論調査の結果分析から読み取れる日中間のイメージギャップをめぐる課題・問題点について、大変示唆に富む内容でご講義いただきました。隣人を理解するための心構えだけでなく、メディアリテラシーの重要性を学ぶ大変貴重な機会となりました。
なお、本学の交換留学制度を用いて中国人民大学(北京)に交換留学をした国際学部3年の上野聡子さんによる感想を以下紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
上野聡子(国際学部3年・李錚強ゼミ)
今回の特別講義では、菅野先生が学生から事前に集めた質問に対して、ジャーナリストの藤原さんが中国での経験とご自身の体験談について、現地で実際に感じたことを交えて様々な視点からお話ししていただきました。
実際、私も1年間の交換留学に応募して中国・北京の人民大学で学んだ経験があるため共感できる部分が多く、中国に対してより理解を深めることができました。特に、日中世論についてデータを用いて客観的に考察するといった内容については、日本と中国で考え方の差異や歴史的背景に関する説明をお聞きし、とても面白く感じました。
自身の留学経験を考えても、中国に行く前と後では印象は180度変わりましたし、実情についてもっと多くの人に知ってもらいたいという思いから、卒業論文のテーマとして中国を扱いたいと考えています。
なお、情報収集の際、信憑性には欠けてしまいますが、手軽さからネットニュースやSNS(xなど)を使用することが主でした。これからは本や新聞、少なくとも新聞の社説を活用することで、社会情勢に対して受け身の姿勢でなく、自身の考える力を常に成長させていきたいです。このたびは貴重なお話をありがとうございました。

