国際学部

Faculty of International Studies

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国際学部ニュース詳細

更新日:2025年10月24日

授業紹介

【国際学部】海外研究旅行(中国)を実施しました

 「国際事情・フィールドワーク」の授業の一環として、2025年9月2日(火)から12日(金)の11日間で中国3都市(成都・重慶・北京)への研究旅行を行いました。国際学部、短大の総勢15名の学生が参加しました。

 

 今回の研究旅行は、内陸部の四川省及び直轄市の重慶・北京を訪れ、中国の伝統文化と変貌する中国社会について体験を通じて理解を深めることを目的としました。

 

以下、参加学生の国際学部1年生 加藤有里さんの研究旅行の感想を紹介します。

 

 私は中国語の学習や世界史の授業を通して、中国の言語や文化に関心を持つようになり、実際に現地を訪れることで教科書だけでは得られない理解を深めたいと考えました。また、日本で抱かれがちな中国のイメージと、自分が現地で体験する中国の姿の違いを知りたいと思い、この研修旅行に参加しました。

 成都では、ジャイアントパンダ繁殖研究基地や杜甫草堂、武侯祠、金沙遺跡博物館などを訪れました。特にパンダ基地では、自然に近い環境でのびのびと暮らすパンダの姿や、フンの分析による研究など、日本ではなかなか知ることができない飼育や研究の実態に触れることができました。杜甫草堂や武侯祠では、中国文学や三国志の歴史を直に感じ、中国文化の奥深さを実感しました。

 また、峨眉山や楽山大仏では、中国の宗教と自然が結びついた独特の文化に触れました。峨眉山の寺院で見た信仰の姿や、治水のために建設された楽山大仏の壮大さには強く心を打たれました。

 後半の北京では、万里の長城、天安門広場、故宮博物院、天壇公園、明の十三陵などを見学しました。万里の長城では実際に登ることで、その険しさや壮大さを体感し、過去の人々の努力や歴史的意義を身をもって理解できました。天安門広場や故宮では、中国の政治や皇帝文化の象徴に触れ、国家のスケールの大きさを感じました。

 さらに、中国人民大学の学生との交流では、寮生活を中心とした中国の学生文化を知り、日本との違いを実感しました。生活や学習環境の違いを学ぶことで、文化交流の大切さを改めて考えるきっかけになりました。

 今回の研修旅行を通して、私は中国文化の多様さと歴史の奥深さを肌で感じることができました。実際に現地に立ち、景色や人々の生活に触れることで、教科書では学べないリアルな中国の姿を理解することができ、自分自身の視野を広げる大きな経験となりました。