国際学部

Faculty of International Studies

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更新日:2021年09月14日

学生の活動

【国際学部】学生広報委員による新任教員へのインタビュー(2)


※感染症対策を十分に行ったうえで実施し、撮影時のみマスクを外しています


 2021年度春、国際学部に新たに2名の教員が着任しました。今回は、東アジア(台湾/中国)研究が専門の菅野敦志先生に、学生広報委員の三上紀佳さんと橋本彩花さん(いずれも国際学部3年)がインタビューを行いましたので、その模様をお届けします。



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Q. 昨年度までは沖縄の大学にいらしたとのことですが、沖縄のおすすめスポットを教えてください。


 沖縄北部にある古利島がおすすめです。県内の通行無料の橋としては2番目に長い橋で、両側に広がるエメラルドグリーンの海がとても綺麗な場所です。前任校の大学がある名護市からは、美しい名護湾が見渡せます。大学の近くには名護パイナップルパークもあります。お二人は、沖縄に行ったことがありますか?
――(三上)行ったことがないです。
――(橋本)家族旅行と修学旅行で行ったことがあります。どちらの時もひめゆりの塔に行ったことがあり、とても印象的でした。
 確かにひめゆりの塔など、沖縄には過去の沖縄戦について平和学習ができる場所が多くありますね。島嶼地域という特徴をみると、ハワイ、グアム、サイパンとアメリカ本土との関係といったような、国際的な比較もできる場所だと思います。


Q. 先生のプロフィールによると、機内食巡りが趣味とのことですが、これまでに食べた中で一番美味しかった機内食を教えてください。


 いい質問です(笑)。おいしかった機内食は思い出せないほどありますが、強く印象に残っているのは、1986年に初めて乗ったユナイテッド航空の国際線で出てきたビーフステーキです。飛行機の中で、上空でステーキが食べられることの非日常感に、飛行機がいっそう好きになりました。それが結果的に、外資系航空会社への就職につながっていったと思います。


Q. 航空会社に勤めていたご経験もあるとのことですが、勤めていた時に大変だったことと・嬉しかったことを教えてください。


 勤めた航空会社はヨーロッパの航空会社だったのですが、仕事ではうっかりミスをして同僚に迷惑をかけてしまったことなど、大変なこともありました。特に、進学のためにすぐに退職してしまい、同僚や上司の皆さんに迷惑をかけてしまったことは今でも申し訳なく思っています。一方で、嬉しかった思い出については、英語と中国語ができたことで感謝されることが幾度かありました。成田空港での勤務でしたが、他の航空会社さんから、英語ができない中国人船員さんに対する通訳のヘルプを幾度か求められたことがありました。その都度喜んで応じましたが、その当時は中国語ができる人が今ほど多くはなかったため、とても感謝され、外国語ができて良かったと改めて感じました。



Q. 東アジア研究、特に台湾と中国を研究しようと思ったきっかけは何ですか。


 アメリカへの留学経験を経た後、父親の単身赴任に合流して台湾で生活したことがきっかけです。台湾の人々はとても優しく接してくれました。それまではアメリカばかり見ていたのですが、台湾で生活することによって、母国の日本や台湾、アジアについて自分が何も知らなかったということに大きなショックを受けました。改めて、情報を知り、伝えることの大切さに気が付き、最終的に台湾を研究することに決めました。また、大学2-3年次には、交換留学で香港にある香港中文大学に1年間通い、北京語だけでなく広東語も勉強しました。香港留学中には中国大陸にも初めて行きました。台湾―香港―中国という「両岸三地」を見て、中華圏を多角的・多面的に理解することの重要性を強く感じました。





Q. 沖縄の大学に10年勤務されたなかで、印象に残っていることは何ですか。


 「地方」からの見方、「地方」の考えを忘れないことを改めて感じたことです。私自身、東北の山形県出身なのですが、沖縄で生活することにより、改めて「地方」の視点の大切さを感じました。例えば、テレビで見る全国ネットの天気予報の地図は本州が画面の中心にあり、沖縄は本来ある位置から切り取られて地図上で示されることが一般的です。マスメディアからの情報は常に中央からの見方に偏る傾向にあります。「中央」からの視点では日本全体を知る上では望ましくないし、それだけではやはり日本全体についてはわからないと思います。行ったことのない地方について考えることは難しいかもしれません。ですが、できる限り想像力を働かせて、相手の立場に立って考えようとすることが大事なのだと、沖縄での生活を通じて改めて実感しました。共立で国際学部という場所から世界を見ようとする学生の皆さんには、4年間を通じて「大国や中心」だけではない「世界」に対する想像力を広げてもらいたいです。




Q. コロナウイルスの影響で対面授業が少ないですが、共立に着任しての印象はどうですか。


 学生の出席率が高く、真面目だなという印象があります。以前着任していた大学が共学だったこともあり、女子大の共立は出席率がとても良く感じられます。また、東京の真ん中に立地していることですね。目の前に駅があることももちろん素晴らしいのですが、日本の学問の発祥地である神田一ツ橋に位置していることが何より素晴らしいと思いました。卒業生に女性社長が多いことからも、共立は長い歴史に裏打ちされた実績を持つ、本当に素晴らしい大学だと感じています。土地の持つ歴史の重みを感じながら学び、ここを巣立つことができるのは、学生の皆さんにとっても大きな自信につながると思います。




Q. 現在行っている研究をお伺いしてもよろしいでしょうか。

 

 現在は、①台湾を切り口とした和解をめぐる問題、②東アジアスポーツ史のなかの台湾人、③台湾と沖縄の関係史、といった3つの研究テーマが中心です。もともとは台湾の文化政策史や言語政策史で博士の学位を取得したのですが、沖縄に10年滞在した経験や、今回の東京オリンピック開催を契機として、新たな分野にもテーマを広げながら研究活動に取り組んでいます。




インタビュー:三上 紀佳、橋本 彩花(国際学部3年)



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