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更新日:2017年10月13日

【国際学部】学生広報委員による取材記事(2)“World Food in JICA Tokyo”

1. はじめに

 今回、私たちはJICA東京の食堂にお邪魔して、そこで食べることのできる国際色豊かなメニューについて取材してきました。

高麗なつみ・遠藤理絵奈(2年)


2. JICA東京食堂

 JICA/ジャイカとは、Japan International Cooperation Agencyの略称です。日本の政府開発援助(ODA)を一元的に行う実施機関として、開発途上国への国際協力を行っています。


 今回私たちが伺ったのは、通称JICA東京と言われるJICAの東京国際センターです。上階は世界中から訪れるJICA研修生の宿泊施設になっているため、食堂の利用者の99%は研修生ですが、一般の方もランチやディナーを楽しむことができます。



 JICA食堂を取材したい!と思ったきっかけは、自分の通う美容院で美容師さんに言われた一言でした。「共立女子大学の国際学部に通っています。国際色のあること(旅行や食事)が好きです」と伝えると、「色々な国籍(言語)の方とコミュニケーションもとれ、食事もできる。君にぴったりな場所があるよ」と教えてくれたのが、JICA東京の食堂でした。その後、学部の授業でJICAについて学び、さらに興味が湧きました。ぜひ皆さんにもこんな素敵な場所を訪れてほしいと思い、今回の取材場所に決めました。


3. 東京食堂の工夫

 JICA食堂では、世界中から訪れる研修生のために、メニューや食堂に様々な工夫が施されています。


メニュー編

 JICA東京に訪れる研修生の割合は、東南アジア地域が一番多く43%、2番目にアフリカ地域の16%、3番目に南アジア地域の12%です。


 イスラム圏の研修生のため、ハラルを使用したメニューも用意されています。ハラルとは、アラビア語で「ハラール」(ハラル)といい、イスラムの教えで「許されている」という意味があります。ブラジルからハラル対応の鶏肉を輸入して提供しています。スパイスは 基本的に日本のスーパーでも売られているものを使用していますが、ハラル対応のスパイスの場合は、まれにマレーシアから輸入しているそうです。


 


調理編

 食文化の異なる様々な国からの研修生が、自分で味を調節できるよう、ホールには多様なスパイスが用意されています。そのため、料理はできるだけシンプルに出来上がっています。もちろんハラル対応ではないためコンソメは不可です。コリアンダーで味付けされた料理も提供されています。



食堂編

 一般の方々がJICAの研修生とコミュニケーションがとれるよう、様々な国のあいさつを三角柱に記載するという工夫が施されています。言語の壁をなくすよう、ホールスタッフは英語を話せる人が採用されており、通訳の方も一人配置するようにしてコミュニケーションが円滑になるようなシフトを組んでいるようです。フランス語圏のアフリカの研修生が英語を話せない場合やタジキスタンやトルクメニスタンなど旧ソ連諸国の研修生との意思疎通が難しい場合は、ジェスチャーでコミュニケーションを補っています。また、車イスのお客様に料理のサンプルが見えるように傾斜を付けたり、段差をなくしたり、バリアフリーにも配慮されています。


 

4. ハラルの魅力をお届け…!

 食堂内は料理の良い香りと研修生の皆様で賑わっていました。料理サンプルに加え、カロリー、食塩量が明記されているので、自身の健康や好みに合わせてじっくり選ぶことができます。どれも美味しそうで迷ってしまいました(笑)。


 今回遠藤が注文したのは、チキンディアブロです。ハラル対応のチキンが使用されており、ガーリックとペッパーで味付けられていました。



 あつあつのチキンから漂う香りの良いスパイス。ナイフで切れ目を入れた瞬間溢れた肉汁と、その柔らかさにまず驚かされました。そして、口に入れた瞬間ふわぁぁぁっと広がったガーリックの濃厚さと絶妙なスパイス加減の美味しさ。思わずにんまり。これがハラルか!という興奮とともに、もりもり元気が出るとっても美味しい料理でした。ごちそうさまでした!


 ハラル対応の料理を食べたのは初めてで、味や食感に何か特徴があるのかと些か身構えていましたが、口に運んでまもなくその感情は払拭されました。


 ハラルのお肉に出会う機会はもちろん、国際色溢れる空間にアポイントメントなしで飛び込める機会は普段なかなかないと思うので、一度訪れてみてはいかがでしょうか。


5. 何カ国もの料理をお弁当箱で一つに!ワールドランチ…!

  現在、ODA60周年・JICA東京30周年を記念して、昼食時に“ワールドランチ”を限定販売しています。高麗はこの“ワールドランチ”を注文しました。お品書きに、“食を通じて世界にふれよう”と書かれていました。この日のお品書きに書かれていた国は4カ国、インド、インドネシア、ブラジル、ケニアでした。ブラジルというと、日本の正反対に位置する国ですよね。そんな遠くの国のお料理がJICA東京では食べることができるのです。なんて魅力的なのでしょうか。まるで海外旅行をしているような気分になれました!!


ケニア 3種のお豆と野菜のトマト煮 / ブラジル リングイッサ

インド タンドリーチキン&ポテトサブジ / インドネシア イカンゴレン&ガドガドサラダ



 さて、お味はというと…、インドのタンドリーチキンはスパイスが効いており、少しピリっとしますがヨーグルトに漬け込まれているのでまろやかさもあり、食べやすい味でした。付け合せのポテトサブジは、ポテトとスパイスが調和していました。


 インドネシアのイカンゴレンは、インドネシア語で魚の唐揚げという意味だそうです。熱々で、外はカリっと中はホクっとしています。味付けは薄味で、魚本来の旨みが引き立っていました。


 ブラジルのソーセージは、日本の食卓によくでてくるソーセージよりサイズが大きいのが特徴です。味付けはやや濃いですがピリっと辛めで、ご飯がよくすすみます。ビールにもよく合いそうですね(笑)。


 ケニアのお豆と野菜の煮込みは、味がよくしみており野菜もトロトロでした。味を例えるなら「ミネストローネのセロリなし野菜増し増しwithお豆」という感じでしょうか。ケニアの家庭料理だそうです。


 どの料理もとても美味しかったです。ごちそうさまでした!ワールドランチでは今までに食べたことのない新しい味に出会えることができます。みなさんもぜひ試してみてください!!


6.まとめ

 神保町から交通アクセスも良く、歩いた時間を入れてもJICA東京まで約20分と非常に立地が良いです。日本食から世界の料理までメニューも豊富で、なかなか食べられない料理をワンコインから味わうことができます。そして、食堂で食事をされている研修生の方々に話しかけたら国際交流の輪を広げることもできるかも知れません。


 国際コミュニケーションや国際協力・国際公共政策などを学んでいる皆さんにとって特に興味深い場所であると思います。ぜひ行ってみてください。


 お忙しい中取材に応じて下さったのは、東京国際センター食堂主任の新藤一博さん、総務課・課長の山脇浩介さん、統括主任の小野寺忠幸さんです。新藤さん、山脇さん、小野寺さん、美味しい料理を提供してくださったキッチンの方々、ありがとうございました!!


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