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更新日:2017年10月02日

【国際学部】木戸ゼミ 学外研究旅行 (直島+倉敷)

 木戸ゼミでは9月18日、19日にゼミ合宿を行いました。2日間で岡山県倉敷市と香川県の直島を訪れました。


直島宮浦港 草間弥生の<赤かぼちゃ>


草間弥生の<赤かぼちゃ>の中から木戸先生がパチリ!


 1日目に直島を訪れ、地中美術館、ベネッセハウスミュージアムを見学しました。主に現代アートについて見ていきました。地中美術館は建物自体が1つの作品となっており、展示室を巡る間にも現代アートに触れることが出来ました。他にも、《オープン・スカイ》という光そのものをアートにしている作品、《タイム/タイムレス/ノー・タイム》という金箔の彫刻と球体を置き、空間そのものをアートにしている作品を通して、現代アートについての斬新さや神秘性を直に感じました。ベネッセハウスミュージアムでは、自然との関わりを持った作品が多くありました。《タイム・エクスポーズド》という作品は、風雨や日光に晒されるにも関わらず屋外に展示されていました。しかし、それも、作品のテーマと関わりがあってのことであり、自然とアートの関係をこのような形で表現することを知りました。また、直島での移動手段は自転車であったため、美術館を周りながら直島の自然や美しい風景を肌で感じました。美術館の他にも、島全体がアートで溢れているため、草間彌生の《赤かぼちゃ》や藤本壮介の《直島パヴィリオン》などあらゆる所でアートを感じました。


今度は<赤かぼちゃ>の中で


藤本壮介<直島パビリオン>の中で、瀬戸内の海に沈む太陽を背に


 2日目には倉敷市の大原美術館を訪れました。ここでは、西洋近現代の絵画や日本人作家の作品、東アジアの古美術品などを見ていきました。収蔵されている作品について、ゼミ生が各々で考察していきました。時折、木戸先生が作品についての説明を加えてくださり、作品に対する見方や理解が深まりました。絵画ではエル・グレコの《受胎告知》やピカソ、モネらの作品を一度に見ることが出来、古美術品では古代のものもあり、様々な時代を感じることが出来ました。美術館が倉敷美観地区にあったこともあり、そこに残っている街並みは昔ながらのものであったため、当時の倉敷を体験することが出来ました。


 2日間という短い時間でしたが、全身でアートを体感することが出来ました。さらに、自らがアートの一部になるという体験も出来ました。そして、ゼミ生同士の交流はもちろん、先生との親睦を深める機会にもなり、とても有意義な合宿となりました。


(3年 木戸ゼミ長 梅津 記)



倉敷の大原美術館

玄関のファッサードのイオニア式の列柱の前で



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