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国際学部

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更新日:2017年09月19日

【国際学部】教員の共編著の本がフランスで出版されました。

 今月、本学の西山暁義教授が共編著者としてかかわった、Europa. Notre histoire. L’héritage européen depuis Homère(『ヨーロッパ、私たちの歴史―ホメロス以来のヨーロッパの遺産』)と題する本が、フランスのレ・ザレーヌ社から出版されました。


 グローバル化とヨーロッパ懐疑論が渦巻くなか、「ヨーロッパ」を形作る歴史意識とは何なのか、改めて問い直すことを目的とする同書には、109人のフランスをはじめとするヨーロッパ諸国、さらにアメリカやオーストラリア、セネガル、インドの歴史家たちが、現在のヨーロッパの歴史意識にかかわる160近くにおよぶ出来事や人物、事柄について執筆しており、総ページ数は1392頁に上ります。


 


 主題には「歴史」という語が使われていますが、そこで焦点が当てられているのは、過去そのものについてというよりは、むしろ「過去の現在」、すなわち「過去」がその後の社会においてどのように記憶されてきたのかということです。その意味で、日本語にも翻訳されたフランスにかんするピエール・ノラの『記憶の場』のヨーロッパ版ともいえます。ただし、ここで言う「ヨーロッパ」とは決して現在のEUを指すものではなく、より広い歴史的な概念として理解されており(ゆえにタイトルもEuropeというフランス語ではなく、Europaというラテン語が使われています)、また(植民地主義を含めた)世界の他の地域、文化との関係にも目が向けられています。それぞれの事項や人物は、殿堂入りすべきヨーロッパの「偉業」や「偉人」として扱われるわけではなく、むしろ「負の遺産」としての戦争や暴力も多く取り上げられています。


 同書のなかで、西山教授は全三部のうち第一部をヴァレリー・ロズー氏(ベルギー、ルーヴァン・カトリック大学教授)とともに編集し、さらに東アジアから見たヨーロッパにおける和解(第一部)、明治日本とヨーロッパ(第三部)にかんするエッセイを執筆しています。


フランスの出版社の当該HPはこちら


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