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更新日:2017年04月10日

【国際学部】ドイツ史にかんするワークショップを開催しました。

【国際学部】ドイツ史に関するワークショップを開催しました。

 4月8日(土)午後、来日中のオーストラリア・モナッシュ大学でドイツ史を教えているミヒャエル・ハウ(Michael Hau)氏を共立女子大学神田・一ツ橋キャンパスにお招きし、本学教員西山暁義教授司会の下、先月刊行されたばかりの氏の著作、Performance Anxiety. Sport and Work in Germany from the Empire to Nazism (University of Toronto Press, 2017)をもとにした研究報告と、それをめぐる議論が行われました。

Performance Anxiety: Sport and Work in Germany from the Empire to Nazism

(左)ハウ氏の新著”Performance Anxiety”

(右)質疑応答に応えるハウ氏(左)

19世紀末からナチ時代にかけて、ドイツでは経済的な生産性と労働意欲の向上について、政治家や医学、スポーツの専門家、そして経済界の指導者たちが、さまざまな議論や実践を展開していました。その際、とりわけ近代スポーツの重要性が認識されるようになり、ナチ時代には各業種・部門について完成度を競う「労働オリンピック」が開催されました。そこでは、競争を通して若い労働者たちの「出世」への期待が刺激される一方、ナチス・ドイツの考えでは、そうした「意欲に満ちた労働者」は、「科学的」労務管理(テイラーシステム)によって歯車としてしか見なされない英米の労働者や、「労働者の国」と言いながら奴隷的に働かされるソ連の労働者とも異なる、ドイツならではの存在であると見なされ、人種主義的な「民族共同体」を支える役割を担うものとされました。

歴史的文脈は異なりますが、人口減少による労働力不足の深刻化が叫ばれる今日の日本が直面する問題にも通じる興味深いテーマであり、新年度早々ということで、参加者は少なかったものの、その分、ハウ氏と参加者の間で2時間に及び、多岐にわたる議論が行われました。

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