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更新日:2018年06月20日

【国際学部】JICAボランティア・セミナーを開催しました。

第3回JICAボランティア・セミナー開催


 国際学部では、6月14日(木)5限に、国際協力機構(JICA: Japan International Cooperation Agency)の青年海外協力隊経験者をお招きして、一昨年度、昨年度に引き続き3回目の「JICAボランティア・セミナー 〜いつか世界を変える力になる 〜」を開催しました。今回講師として来ていただいたのは、2010年から2年半、ベトナムに青年海外協力隊員としてコミュニティ開発の職種で派遣されていた畑野あい子氏で、セミナーには120名ほどの参加がありました。



 セミナーの冒頭、JICAから委託を受けてボランティア事業の訓練や派遣に関する業務に従事している公益社団法人青年海外協力協会(JOCA)の蒲氏から、青年海外協力隊の募集から派遣までの流れ、派遣前の訓練や隊員への支援概要、帰国後の支援体制などについて説明してもらいました。蒲氏も、JICA日系社会青年ボランティアの日本語講師として2年間、ブラジルに派遣されており、ご自身の体験も踏まえながら、ボランティア事業の概要についてわかりやすく説明していただきました。JOCAは、職員のほとんどが青年海外協力隊の経験者ですが、今年初めて新卒の大学生を採用したとのことで、ボランティア事業に携わりながら、いずれは自分も海外に協力隊員として行ってみたい人にはお勧めの職場との紹介がありました。


 引き続き、同じくJOCAに所属する畑野氏から、現地の写真なども交えながら、畑野氏自身の経歴やベトナムでの体験談を披露して頂きました。ベトナムというと、フォー、アオザイ、生春巻きなどが思い浮かばれますが、実はコーヒーの生産量が世界第2位であるとか、日本にいる留学生で二番目に多いのはベトナム人であるというような知られざる側面も披露していただきました。


 畑野氏が配属されたのは、首都のハノイ近郊のドンラム村遺跡管理事務所で、国家文化財に指定されたドンラム村において、文化財保存と開発のバランスのとれた地域振興を促進することが任務でした。当初は失敗の連続だったそうですが、しばらくして、その原因が、相手を指導するという意識が強すぎて、自分のやりたいことを優先してしまい、配属先の仕事の進め方を理解しなかったことだと気づくようになり、その後は、自分のやりたいことをするために来たのではないと自覚し、配属先とともに問題解決を行おうとしたところ、順調に仕事ができるようになったとのことでした。そして、具体的行動として、配属先からの要望に応える、週間報告書を毎週提出する、配属先や現地のやり方を尊重し、配属先のスタッフとともに行うことを心がけたそうです。


 2年半のボランティア経験から学んだこととして、信頼関係構築の大切さ、日本も海外も変わらない(きちんと挨拶する、相手を尊重する等)、自分の行動が誰かの人生に影響を与えるということを認識し、日本の代表として恥ずかしくない振る舞いをすべきということ、また、ボランティア経験から得たこととしては、ベトナムというかけがえのない第2の故郷・仲間、調整力・柔軟性、国際協力への道、ということが掲げられました。


 セミナーの総括として、協力隊に参加したことは、異文化体験の面白さを理解し、自己の成長につながる2年間であったことや、今後協力隊を目指す場合には、長期的なプランを考えることや、キャリア実現のための「条件・制度」を調べてみることが必要であることが示唆されました。


 終了後に学生から提出されたアンケートには、JICAボランティアについては授業で学んだが、実際に体験談を聞くことにより、より詳しいことが理解でき関心が深まった、自分と同じ女性が海外で活躍する姿を見て刺激を受けた、自分が青年海外協力隊に応募するとすれば何が出来るのか、そのためにどのような準備をすべきかを考えてみたいなどの感想が寄せられました。


 今回で、ボランティア・セミナーは3回目になりますが、木曜日の5限で疲れているにもかかわらず、毎回、参加する学生は皆熱心にメモを取りながら聞いており、学生のボランティア事業に対する関心の高さが伺えました。これまでに本大学からは20名を超える卒業生が、青年海外協力隊やシニア海外ボランティアとしてJICAのボランティア事業に参加していますが、今後ますますこうしたボランティア事業に参加する卒業生が増えることを期待したいと思います。



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