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国際学部取り組み・プロジェクト紹介 詳細

更新日:2018年06月01日

【国際学部】基礎ゼミ学外研修(第三グループ)を開催しました。

 国際学部では、1年前期の演習科目である基礎ゼミナールにおいて学外研修を実施し、神田・神保町という立地を活かし、各クラスでキャンパス周辺のさまざまな場所を訪れ、学習意欲の向上やクラスメイトとの親睦を図っています。以下では、本年度開講の13クラスのうち、第3グループの4つのゼミの学外研修について報告します。


1.細野ゼミ(5月19日):東京スカイツリー・郵政博物館

 細野担当の基礎ゼミナールは、5月19日(土)に東京スカイツリー9階の郵政博物館を訪れました。2018年は明治元年から満150年ですが、郵便事業の迅速な整備は、明治維新のサクセス・ストーリーの一つです。1871年(明治4年)の郵便事業の開始から、わずか5年くらいの間に4000以上の郵便局を全国に展開し、一律の安い料金で郵便物が届くようになったのです。


郵政博物館入口でポーズ


 郵政博物館の常設展示では、郵便事業・簡易保険の歴史、世界各国の記念切手などの展示が行われています。常設展示について、学芸員の方から、分かりやすく説明していただきました。


 

(左)学芸員より常設展示の解説をうかがいました。

(右)企画展示について主任資料研究員に案内していただきました。


 郵政博物館では、明治150年関連の企画展示も併せて行われています。郵便事業創始の立役者である前島密や杉浦譲は、徳川幕府の関係者でした。郵便事業と関わった幕閣関連の企画展示について、博物館の主任資料研究員の方から丁寧に解説していただきました。


 短期間で明治政府が郵便事業を全国展開できた背景には、制度疲労を起こしていたものの、徳川幕府の宿駅制度の基盤があって、幕府の諸制度に通じていた前島密や杉浦譲が、これを近代的な物流制度に組み替えることで対応できた、という面がありました。


 学外研修の前後に、班ごとに懇親を行いました。


2.浅沼ゼミ(5月19日):上野動物園

「パンダ外交」をテーマとする浅沼ゼミでは、上野動物園を訪れました。入場券のデザインは、いま話題の「シャンシャン」でした。

(ラインナップは6種類!)



 東園のジャイアントパンダ舎のとなりにある「サーラータイ」で集合しました。



 混雑する土曜の午後、整理券の必要な「シャンシャン」を見ることはできませんでしたが、雄パンダ「リーリー」は、ゆっくりと観察することができました。



 パンダを見るのは生まれて初めてという人もいました。たれ目が可愛い、寝てばかりだった、思っていたより「クマ感」があった、など印象はさまざまでした。



 東園から、イソップ橋を渡って、西園に進みました。ゴリラやキリンなど、それぞれご贔屓のアニマルがいました。「動物園にいる動物はかわいそうか、そうでもないか」という問題をめぐっては意見が分かれました。野生動物の保護についても考えさせられました。動物園は子供からお年寄り、そして外国人まで、みんなで楽しめる場所だという感想もありました。



 翌週の授業で、写真コンテストを行ないました。タイトルも作品の一部として評価対象になりました。投票で決まった「ベスト3」をご紹介します。(この3枚は同点でしたので、順位はありません。)


「ハート?」


「朝の電車待ち」


「きりんときりん愛好家」


3.高野ゼミ(5月19日):市ヶ谷JICA地球ひろば

 高野ゼミはJICA地球ひろばを訪問し、体験ゾーンの見学とJICAボランティア体験談からなる2時間のプログラムに参加しました。


 体験ゾーンでは、「世界の幸せと悲しみ」と題した人間の安全保障に関する特別展が開催されていました。日本を発祥として世界に普及した母子手帳、発展途上国の学校で使用されている教科書、また、発展途上国から日本に輸入されている食材など、日本と各国双方の関係性を学ぶよい機会となりました。


 JICAボランティア体験談では、数学教師としてエチオピアの学校に2年間赴任された宍倉有加里さんよりお話を伺うことができました。現地の教員との関係構築、教え方の工夫、食生活から、建設ラッシュに沸く首都アディスアベバの格差問題まで、大変興味深い内容でした。


 目標を達成し活き活きとした表情でお話くださる宍倉さんからは、学生の皆さんが20代のうちに何をしたいかということを考える上で大きな刺激を受けたことと思います。


館内にて、宍倉有加里さんと一緒に


JICAボランティア体験談にて


4.西村めぐみゼミ(5月19日):新宿御苑

 5月19日土曜日、午前中の雨も上がり、時々陽の光もこぼれる中、西村ゼミは新宿御苑に学外研修に行って来ました。


 すっかり緑の深まった園内を歩きながらゼミのメンバーの交流を深めることもこの学外研修の一つですが、真の目的は他にありました。


 今回の学外研修を行う前に、ゼミのメンバー 一人ひとりが「新宿御苑で自分が起こすビジネス/イベント」を提案する企画書を書き、今回の学外研修は、自分のビジネスプランを実施する現場を視察するというのが真の目的だったのです。


 ゼミのメンバーが考えたビジネスプランは、ヨガ教室、長生きになる秘訣講座、気球散歩、肉フェスなど集っているメンバー同様十人十色です。学外研修で行った現地視察の結果を生かし、自分のビジネスプランの詳細を詰め、自分らしいビジネスプランを立案していきたいと思います。




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