Faculty of Nursing
更新日:2023年01月19日
授業紹介
【看護学部】1年生が導尿の技術を演習で学びました
医療支援技術論Ⅰで自然排尿ができない人への援助として、一時的導尿の技術を学びました。
導尿とは、自然に尿を出すことができない人に、尿を出す尿道口から尿が溜まる膀胱にカテーテル(管)を挿入し、人為的に尿を体外に排出させる援助です。体の中にカテーテルを挿入するため、感染させないような無菌操作が必要となります。また陰部を漏出する援助になるので、羞恥心への配慮も重要です。この援助は、患者さんの安楽な体位の保持、排泄物を取り扱うためのスタンダードプリコーション、陰部を清潔にする技術、滅菌物の取り扱い、滅菌手袋の装着、無菌操作などの既習技術が必要となります。
学生は3人1組で看護師役・モデルを装着した患者役・観察者役を交代で担います。【写真1.2】看護師役は、初めて取り扱うカテーテルの操作や清潔不潔の区別に戸惑う様子がありましたが、体験したことを観察者役や患者役とその都度フィードバックをして学習を深めました。学生たちは、正確な技術が患者の安全を守ることを改めて体験する機会となりました。
*この演習では技術確認のためベッドサイドのカーテンをオープンにしています。また、陰部モデルはスパッツの上から装着しています。
(基礎看護学領域)