看護学部

Faculty of Nursing

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看護学部ニュース詳細

更新日:2022年11月28日

授業紹介

【看護学部】1年生が無菌操作の技術を演習で学びました

医療支援技術論Ⅰの授業において、滅菌鑷子で無菌状態を保ちながら綿球やガーゼを受け渡す技術を学びました。


 無菌操作とは、外科的処置時の病原微生物の侵入や接触感染を防ぐことを目的に滅菌物を無菌状態のまま取り扱う技術です。

今回の演習では滅菌鑷子(せっし)を無菌的に取り出し、滅菌された綿球やガーゼを受け渡す技術を学びました。まずは教員のデモンストレーションの見学から始まりました。学生が2人1組になって、滅菌されたパックからガーゼを取り出し相手に渡します。ガーゼが滅菌されたパックの外装に触れないように細心の注意を払います【写真1】。

 

【写真1】滅菌パックから滅菌物を取り出す様子

 

 綿球やガーゼの受け渡しでは、清潔な状態を保ちながらお互い相手側の鑷子(せっし)に触れないように、受け取る側は渡す側がつかんでいる綿球やガーゼの下を持ちます【写真2】。今回の演習では、受け取った綿球を用いて、腕のモデルに消毒を行い、ガーゼで保護する処置も体験しました。

【写真2】滅菌の綿球を受け渡す様子

 

  無菌操作は、一つひとつの操作の根拠を理解した上で、複数の操作を正確に実施する必要があります。学生は、事前に配信したチェックリストを活用し、達成度と課題を確認しました。

                                                       (基礎看護学領域)