看護学部

Faculty of Nursing

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看護学部ニュース詳細

更新日:2021年04月27日

授業紹介

【看護学部】小児看護学ゼミが家政学部児童学科と合同ゼミを行いました

小児看護学ゼミでは、家政学部児童学科の守随ゼミと合同ゼミを開催しました。


 看護学部では、4年次に各領域に配置され(これを「ゼミ」と呼んでいます)、総合実習と卒業研究をおこないます。小児看護学領域のゼミには、子どもの看護に興味がある学生がおり、それぞれの関心に応じたテーマで卒業論文を書こうとしています。

 4月20日、家政学部児童学科の守随香教授のゼミ生とともに合同ゼミを開催しました。ちょうど研究計画書が形になったところで計画書発表会を行い、守随ゼミの学生から意見をもらいました。同じ事象をみていても、専門性の違いからそのとらえ方が異なり、質問の内容にもそれが反映されていました。児童学科の学生にとって当たり前の知識であっても、看護の学生にとっては新しい気づきのことも多く、今後卒業研究を進めていく上で新たな視点を得ることができました。

 発表と質疑応答の後、3つのグループにわかれて意見交換をしました。そこではざっくばらんなやりとりの中でお互いの学びを共有することができました。学生からは、「同じようなことを扱っているが、学びの視点が異なる」「子どものためにはお互いの専門性を知って、もっと連携できるとよい」といった考えが出てきました。

 守隨教授の専門である保育学と小児看護学は、同じ子どもを対象とする学問であっても、視点や専門性が異なります。この両ゼミの学生の交流は、お互いの専門性を知り、そして自身の専門性を問い直す良い機会となりました。

今回の合同ゼミ開催は予想以上の成果がありました。守随ゼミとは今後も合同でゼミを企画し、学部・学科の枠を超えた交流を続けていく予定です。

 看護では、多機関連携や多職種連携の重要性がますます高まっています。近接の専門領域と有機的に協働することで、子どもの生活・発達・健康の維持向上が図れるよう、学生には学びを続けてもらいたいと思います。

 

学部学科の枠を超えて学生が集いました
看護学生の発表に対して児童学生から
鋭い視点からの質問をいただきました
お互いの専門性を知る有意義なディスカッションが
できました

(小児看護学領域)