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更新日:2017年09月27日

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【看護学部】第3回臨床能力試験(OSCEⅠ)が実施されました。

 看護学部のカリキュラムには、3年次後期から約1年間に渡って実施される領域別実習が組み込まれています。この長期にわたる臨地実習を受けるには、客観的臨床能力試験OSCE(Objective Structured Clinical Examination)に合格しなければなりません。臨地実習では看護師免許を持たない学生が、実際に患者や利用者と向かい合い直接ケアを提供することから、基本的な知識・技術・態度が身についているかをこのOSCEで問うのです。


 OSCEは実技試験によって看護師としての基本的技術・態度を評価するもので、具体的には、受験学生は、模擬患者に対して必要な援助を提供し、評価者はあらかじめ設定された「評価表」のチェック項目により、臨床判断能力やコミュニケーション能力を含む看護技術能力を評価します。


 今年度は平成29年8月3日に、第3回目の「共立女子大学看護学部OSCE」を実施し、受験学生は2つのステーションにおいて、1.骨粗しょう症で腰痛がある患者の車椅子移動、2.下痢による脱水で入院中の成人患者の輸液管理という2つの課題についてOSCEを受けました。模擬患者は、ライフプランニングセンターによりトレーニングを受けた12名の方々と本学事務職員8名の方々が参加しました。当日は、臨床教授、臨床講師など3名の臨床教員の方々が見学に来られ、教職員が総力を挙げて取り組む大規模な教育プログラムを高く評価されました。


 今回のOSCEでは、100名の学生を比較的短い時間で2課題を実施できたこと、看護学部の全教員と事務系職員が本プログラムに取り組んだこと、多くの模擬患者の協力が得られたこと、臨床教授にも特徴ある教育プログラムを紹介できたことなど、非常に意義深いものでありました。今後は、今年度からはじまった臨床教授制度を生かしてさらに臨床教授との連携を深め、看護学部OSCEが、円滑に実施できるようにしていきたいと考えております。なお、本OSCEは共立女子大短GPの支援により一部行われました。

文責 中原るり子



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