Faculty of business
更新日:2025年09月18日
授業紹介
【ビジネス学部生レポート】ビジネス学部1年生の本選が行われました!
2024年12月に、ビジネス学部1年生の授業「リーダーシップ開発入門演習Ⅱ」の中で、PBLの本選が共立講堂で行われました。
PBL(Project Based Learning)とは、課題解決型学習のことで企業から提示された課題に対する提案を、授業内で組まれたチームで考え発表する活動です。
2024年度のビジネス学部1年生は、株式会社日立製作所のコーポレートベンチャリング室様をクライアント企業に迎え、『持続可能性のある社会を実現するためのビジネスプランを日立製作所に提案してください。』という課題に取り組みました。
1年生にとっては、前期から学んできたリーダーシップを実際に発揮する機会です。
後期第12回目の授業で行われた本選では、前期の学びを活かしつつ、限られた時間の中でよりよい提案をするにはどうしたら良いのか、各チームが悩みながらも協力し合い、1つの提案を作り上げていきました。
▲本選の様子
【受講生の声】
-初めてのPBLの率直な感想を聞かせてください。
とても貴重な経験になったなと感じます。一方的に講義を受ける授業ではなく、自ら取り組んでいく授業だからこそ出来る経験でした。初めに提示課題が出た時は、何をどう取り組んだら良いのか全く分からなかったのですが、とにかくメンバーと協力し合い良い提案をしようと もがきました。楽しいことも大変なことも沢山ありましたが、社会人になった気持ちを体験でき、貴重な経験になりました。
-本選に参加してみてどうでしたか?
私自身、本選出場*は叶わず講堂で発表を聞いていましたが沢山感じることがありました。「自分達はこういう部分が足りなかったな、、もっとこの部分工夫したら良かったな、、」など少し後悔するところもありました。本選に選ばれたチームは何が出来ていたのか考えると、‟「明確で熟考された提案」を時間内に聴衆に伝えること” が上手だったなと思います。各チームが講堂のステージで発表している時間や質疑応答の時間は見ているだけでも緊張したので、本人たちは物凄く緊張したと思います。その中でも堂々と発言している姿は、とてもカッコ良かったなと感じました。*各クラスから選ばれた5チームが共立講堂で発表を行う
-本選までのチーム活動で上手くいったことや苦労したことはありますか?
上手くいったことは、ミーティングです。週に1回必ず全員でミーティングする時間をとりました。顔が見えるようにビデオ通話にしたことで、相手の表情が分かり、話しやすいミーティングをすることが出来ました。
一方、悩んだことは、提案内容をまとめることです。
各々が意見を出して、どうしようかで終わってしまい、その後の流れが上手くいかなかったことが悩みでした。率先垂範*を用いて、積極的にミーティングの調整をすることや相手が今何に困っているかなどを考えて行動した結果、相手も私が何に困っているのか見てくれて、相互支援もすることが出来ました!*自分から行動すること
クライアント賞を受賞した森クラスの[ひふみ]は、褒賞として日立創業の地「日立オリジンパーク」へご招待されました。茨城県日立市大みか町にある同施設では、創業者・小平浪平氏が掲げた企業理念「優れた自主技術、製品の開発を通じて社会に貢献する」や、日立の創業精神についての説明を受けました。
併設されている「大みかゴルフクラブ」では昼食が提供され、その後、大みか工場の見学と、従業員の皆さまとの意見交換が行われました。見学では、日頃の業務内容や工場勤務のメリットなどについてもお話を伺うことができました。
【受賞した受講生の声】
-褒賞を受け取ってみていかがでしたか?
オリジンパークでは日立の歴史と、日立の優れた技術の原点を感じられました。パークを含む敷地内がとても広く、充実した施設だったことも印象的でした。
工場では、多くの人が日立と聞いて想像する冷蔵庫や洗濯機などの大きな電化製品ではなく、情報制御システムのためのソフトウェアやハードウェアなどをつくっていました。日立の手がける事業の幅広さを学ぶとともに、オリジンパークで学んだ技術を実際に活かしている現場を見る貴重な経験が出来ました。
▲日立オリジンパークの様子
今回のPBLで学んだことを活かして、今後も各々がリーダーシップを発揮している姿を見られることを楽しみにしています。
【執筆・企画・編集】 ビジネス学部 学生レポーター(LA) 阿部桃果 村上明日香
【受講生の声】 ビジネス学部 鈴木美桜 門脇史奈 増尾南海
▲本選終了後の全体写真