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文芸学部

Faculty of Arts & Letters

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更新日:2017年12月19日

授業紹介

【文芸学部】十二単の着装見学(日本文学演習Ⅰ、日本文学講読A)

 『竹取物語』のかぐや姫は、竹から生まれて三か月で大きくなり、当時の女子の成人式にあたる「裳着」を行います。「裳着」は結婚できる年齢になったことを周囲に知らせる意味も持ち、このあと「世界の男、あてなるも賤しきも、いかでこのかぐや姫を得てしかな、見てしかな(妻としたいものだ)」と心を乱すのでした。

 この「裳着」の「裳」とはいわゆる「十二単」(じゅうにひとえ)と呼ばれる女子の正装の「裳」のことですが、写真資料を見てもなかなかイメージが掴みづらいところがあります。このたび授業の一環として、ハクビ京都きもの学院の乃村宣子先生をお招きして、十二単の着装を見学しました。紫を基調とした五つ衣(いつつぎぬ)や表着(うわぎ)、更に唐衣(からぎぬ)、裳が次々と着けられてゆく様をみながら、十二単を平面的ではなく、立体的に実感できました。

 今回は「十二単」だけでなく、「采女」(うねめ)装束も見学しましたが、再来年に予定される大嘗祭(天皇が即位後はじめて新穀を神々に供える一代一度の最上の神事)で「采女」も活躍する等、現代にも残る女官や装束についての話は、遠い昔の「古典」の中のものとして衣装を考えていた学生たちとって新鮮に感じられたようです。

 実演と講義の終了後の質疑応答でも様々な質問がとびかい、学生の関心度の高さがうかがえました。


  


 以下、学生の感想をいくつか紹介します。


・横から見ていたのですが、だんだんと厚みがましているのがよく見えました。また、裳は絶対に省略できないものだとしり、一番大事なものだと思いました。


・やはり何枚も着物を重ねていたが、ただ重ねるだけでなく、中心をそろえることや、全て同じサイズの着物を着ていることがわかりびっくりした。小腰という裳の紐以外は使わないのはぬぎやすさにも影響しているのかなと思った。


・袖口の色の重なり合いがとても美しいと思った。単純にグラデーションだけなのかと思っていたが、そんなことはなく、時折入る色味の違う着物がより一層美しさを際立たせていた。重さもさることながら、腰まわりの動きにくさが目立った。足元がどうなっているのか気になったが、袴を踏むような形で動いていることに驚いた。采女の服はなんとなく少年のようなイメージを持ったのが意外だった。


・采女の装束も着た姿を見るととても愛らしくまた動きやすそうでした。



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