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文芸学部ニュース詳細

更新日:2025年07月09日

その他

【文芸学部】日本語日本文学研究室にて、諏訪研究旅行を行いました

日本語・日本文学専修では、2025年2月19日から20日の1泊2日で研究旅行を実施しました。
参加者は1年生~4年生、大学院生と幅広い学年層で、教員・助手含め約40人で長野県諏訪地方を巡りました。

 

1日目は片倉館の貸広間で先生方による諏訪にまつわるリレー講義を行いました。講義後は各ご専門の内容から三択ミニクイズが用意され、学生は少しのヒントを頼りに解答していました。最後のクイズでは、手話語で表した県名を答えるという難問に4年生のひとりが見事正解しました!

 

2日目は諏訪大社下社春宮・秋宮、万治の石仏、浮島社を石埜三千穂氏にガイドしていただきました。下諏訪駅から徒歩20分程度で春宮に到着すると、鳥居の前の参道には諏訪大社で最古の建造物と言われている「下馬橋」があります。境内には国の重要文化財に指定されている幣拝殿・片拝殿がありました。少し離れたところには万治の石仏があり遠くからでも分かる大きさでとても愛らしい石仏でした。願い事を唱えながら石仏の周りを3度まわれば願いが叶うと言われています。気になる方は検索してみてくださいね。
秋宮までは、下諏訪の街並を観ながら石埜氏の解説とともに向かいました。正面の階段をのぼると下社秋宮の御神木の一柱で樹齢800年の「根入りの杉」が見えます。奥に進むと、神楽殿があり両脇には青銅製の狛犬が立っているのですが、こちらはなんと青銅製では日本一の大きさです。さらに奥に進むと、高く太い御柱(おんばしら)が立っており、その迫力には圧倒されました。
諏訪の歴史や建物をひとつひとつご丁寧にご説明していただきとても理解が深まりました。

 

その後の自由時間では各々が昼食タイムやお土産を購入、その他まだ見足りない場所へ行くなど好きな時間を過ごしました。
中でも印象的だったのが、事前に諏訪大社のことを調べ疑問に思ったことを石埜氏にたくさん質問していた学生たちです。勉強熱心でいいですね。

 

以下、参加学生による感想を紹介します。

・文献を用いて文化や歴史を知ることはいつ、どこでも気軽にできます。しかし実際に文化的、歴史的価値のある場所へ出向くことでしか分からない空気感や感覚があるなと感じました。
・今まで諏訪に行ったことがなかったため、全ての場所が新鮮に楽しめました。特に、寒い時期に観光できたことで、より諏訪大社の静かで荘厳な雰囲気を感じられました。諏訪にちなんだ先生方の講義やガイドの方のおかげで、深く地域や諏訪大社に関することを知ることができました。

 

今回も学年を問わず交流することができとても良い機会となりました。
今年度は秋ごろに実施詳細を案内いたしますので、参加したい方は是非お申込みしてくださいね。(日本語日本文学研究室)

 

 

  

        

            【ミニ講義の様子】                           【下馬橋】   

           

 

              

                          【万治の石仏(正面・横)】 

 

 

                

       【諏訪大社下社春宮の御柱】              【根入りの杉】          【諏訪大社下社秋宮の御柱】

 

 

            

             【諏訪大社下社秋宮 神楽殿】                         【幣拝殿】