グローバル教育
本校では以前より国際交流に力を入れており、夏期ホームステイや海外の大学との連携にも長年にわたる実績があります。グローバル教育に注目が集まる今、本校ではこれまでの歴史ある国際交流のベースを活かしつつ、さらに体験型のプログラムをプラスした教育システムを整えました。ホームステイや留学は、希望者のみのプログラムとなりますが、全員参加の体験型プログラムをできるだけ増やし、すべての生徒が世界と交流を持てる機会を設けていることが、本校のグローバル教育の特徴です。校内で行う英語の授業だけではなく、英語を実際に使う環境に身を置くことで、生徒たちは、自分の英語が通じる喜びや、チャレンジすることの大切さを体感しながら成長していきます。
英語研修/異文化理解
ブリティッシュヒルズ研修(中学)
国内で英国を体感する、All Englishの異文化体験行事です。中学2年次に全員が参加します。この施設では広大な敷地内に中世英国の町並みが忠実に再現されており、施設内の公用語は英語とされ、授業だけでなく生活の場でも全て英語が原則となっています。授業は英会話の公衆だけでなく、カリグラフィやスコーン作り等バラエティに富んでおり、参加生徒たちは宿泊体験を通じて英国の文化・マナーに触れながら生きた英語を学び、異文化への興味を養うことができます。

ニュージーランドホームステイ(高校)
夏休みに行われる短期の語学研修プログラムです。約2週間、ニュージーランドでホームステイをしながら、一昨年から姉妹校となったワイヒ・カレッジの授業や行事に参加します。英語研修を受けるだけでなく、バディ(現地校生徒の世話役)の授業を一緒に受けたり、現地生徒へ日本語を教えたり日本文化を紹介したりと交流も盛んです。ロトルア等の観光地への小旅行や現地の少数民族について学ぶなど、異文化理解を深める機会の多い充実した2週間となります。昨年の秋には、初めてワイヒ・カレッジから生徒数名が来日しました。約2週間、本校生徒の家庭にホームステイをしながら、様々な場面で生徒たちとの交流の機会を作ることができました。

ニュージーランドターム留学
2018年度から始まった中期(約3か月)の留学プログラムです。高1の3学期にニュージーランドの首都ウェリントン近郊で行っています。募集人員は最大10名程度とし、学校の成績や英語力等の審査を経て参加資格を得ます。現地では一つの学校には多くても共立生2名までで通うことになるため、日本人だけで固まることもなく現地の学校生活に溶け込むことができます。また、このプログラムでは東京都私学財団の補助金を申請することができるので、費用を大幅に抑えることが可能です。

レシテーションコンテスト
中学校で毎年行われる英語暗唱コンテストです。中学3学年合同で行われます。各クラスの予選には全員が参加します。本選では、予選を突破した代表が中学生全員の前で発表し、学年ごとの優秀賞を決定します。
アウトプットのよい演習になるだけでなく、プレゼンテーションの練習にもなります。

オンライン英会話
普段の授業で行われている4技能統合型の授業で学んだことを実践し試す場として活用しています。授業が基礎トレーニングとするならば、オンライン英会話でのレッスンは試合に当たります。レッスンは家庭学習にて、1回25分を年間15回で行います。4技能向上の中でも特にspeaking力の向上を目的とし、また英検2次試験対策としても効果的です。

その他の取り組み
海外イベント体験
外国の文化や慣習を身近に感じるために、季節ごとに様々な行事を開催しています。クリスマスにはツリーの飾りつけやリース作り体験。ハロウィンでは仮装コンテスト。イースターでは卵にペイントしたりチョコレートの卵を探す(egg hunt)など、英語科の教員が中心となって楽しいイベントを行っています。

洋書多読コーナー
日常的に英文に接することができるように、初級から上級までさまざまなレベルの洋書教材をそろえたコーナーを設けています。自分から関心を持って英語に親しむとてもよい機会となっています。かわいらしい絵本から、本格的なミステリーまで、各自のレベルに合わせて自由に借り出すことができます。

アジアの高校生との交流
本校の国際交流は英語圏だけでなく、アジアの国々にも目を向けています。最近ではタイの高校生17名が本校を訪れました。お互いの文化を紹介するイベントを行ったり、一緒に食事を食べたりしながら、同世代同士の親密な交流をすることができました。今後はタイに加えて、ベトナムやインドネシアの高校生との交流も計画されています。