建学の精神・校訓
建学の精神
建学の精神~「女性の自立と自活」
女性の社会的地位向上のために、「自活の能力」と「自立した女性として必要な教養」の習得をめざします。
共立女子学園は「共立女子職業学校」として、明治19年(1886年)に産声をあげました。当時の女性は、父、兄、夫に生活を依存し、彼らに不幸があれば、たちまち貧苦にあえぐという境遇にありました。そういった境遇を改善し、女性の自立をはかるためには、女性に適した職業教育が必要であると痛感した宮川保全、鳩山春子ら34名の発起人により共同設立されたのです。設立の際に作られた「共立女子職業学校規則摘要」には、「女子に適応する諸職業を授け広く世の婦女子に実業を得しめんとする」という設置の目的が記されています。当時の女子校の教育は、良妻賢母になるための教養教育が中心でしたが、そうした時代に職業教育を実践していくことを目指した本学は、女子教育の歴史において、実学教育のパイオニアと言えます。
校訓
校訓~「誠実・勤勉・友愛」
「誠実・勤勉・友愛」の3つの徳性の体得を念頭に、様々な教育活動を行っています。そして、その徳性を活かしながら社会で活躍できる女性の育成を目指します。
スクール・ポリシー
上記の建学の精神や校訓に基づき、スクール・ポリシーを策定しています。
下記にまとめていますのでご確認ください。
校長メッセージ
誰もが「主人公」となるためのリーダーシップを
共立女子第二中学校高等学校 校長 晴山 誠也
学園の教育指針である「リーダーシップの共立」。それを具体化するために、「生徒に自己肯定感を持たせる取り組みを」という声が教員間から多く寄せられました。こうした意見をもとに目標に据えたのが「セルフリーダーシップの育成」です。 セルフリーダーシップとは、目の前の課題に自分ならではの持ち味を活かして取り組む自発的な力を指します。自分をコントロールすることでリーダーシップの基礎を身に付け、将来的に社会に広く貢献できる自立した女性を育成したいと考えています。生徒主体の活動を今後さらに活発化し、『自分の人生では、誰もが主人公』という自覚をはっきり持ってほしいと考えています。 たとえ失敗しても、原因を見つめ直して次の挑戦に向かう強さを身に付けることが、これからの社会を生きる生徒たちには必要です。「セルフリーダーシップの育成」は、10年先を見据えたビジョンなのです。