vol.68 髙山(旧姓 上野)裕美 31回生
1.今の自分(自己紹介・職業紹介)
私は現在、地域ポータルサイトの編集ライター・営業、官民協働として自治体のふるさと納税返礼品の管理業務など多岐に渡った仕事を地元で行っています。
元々はアパレル総合商社で商品開発などを行っていたので畑違いのようですが、どの職であっても私の仕事選びの基準は「人との出会いを楽しめること」でした。私は人と話すことが大好きです。会話から相手を知ること、そしてその相手が求めることを引き出すこと、私の特技でもあります。その特技を活かして様々な職種に就いていましたが、現職に至るまで「お客様の求めるものを形にすること」を大切にしてきています。
現在は主に市内に出店している店舗へ赴き、そのお店の魅力を引き出しながら、一緒に知名度を上げていくためのお手伝いをしています。記事作成ほか、SNS発信や取材活動を通して地域の活性化を目指しています。また、官民協働の部分では年々激化するふるさと納税返礼品合戦の中、魅力のある返礼品の開拓・PRを行っています。
2.共立女子第二中高時代の感想、思い出、学校の良さや受験生に伝えたいこと。
共立第二での中高6年間は、人生で最も濃い数年が含まれている様々な刺激を受けた6年間でした。中学生活ではスコートに憧れて入部したテニス部が厳しすぎてすぐに退部(笑)、そのあとはESSでターナー先生と出会い、「外人と話すこと」の楽しさを少しずつ感じていきました。でも正直話すことは好きでも英語の授業は嫌いでした(笑)授業中なるべく当てられないようにずっと下を向いていた気がします。それでも可愛い絵本を借りにESSの部屋に通ったり、先生と話したりしたのは今でもよく覚えています。そんな中学生活も3年生を迎え、転機が訪れました。ここからは本当に怒涛の学生生活だったと今振り返れば感じます。ただ、先生方はいつでも私の味方でいてくださいました。高校2年でアメリカへの留学を希望し、1年間渡米したのですが、今となっては当たり前の留学も当時は様々な壁があり、同級生とは一緒に卒業できないかもしれないと言われての渡米でした。渡米後すぐに9.11が起き、共立の友人からもたくさん心配の声が送られてきたのを覚えています。アメリカでの1年間は最も勉強した1年間でした。おかげで現地での成績で単位交換が認められ、帰国後みんなと卒業できたのがとにかく嬉しかったです。このように前例がない事柄であっても真っ向から否定せず向き合ってもらえる環境が共立第二にはあると思います。その環境に私自身何度も救われました。そして、友人たち。いつも一緒にたくさん笑っていたなぁと今回OGファイル執筆にあたり写真を出して思い出していました。私は部活に打ち込むような学校生活を送っていませんでしたが、何気ない日々がとにかく楽しくて恵まれていたと感じています。イベントはもちろんですが、日々友人たちと今で言う「推し」について語り合ったりする本当に小さな1コマも全てが楽しい思い出です。共立第二で6年間を通して経験させてもらえたことがあるから、今の自分がいると思っています。何一つも欠かすことの出来ない経験だったと思い、環境、先生方、友人、親、全てに感謝しています。
3.受験生へのメッセージ
今まさに自分の子どもが中学受験に向かって頑張っています。その姿を見ると、きっと不安もたくさん抱えているだろうし、しんどいとも思っているのだろうと思います。親としては何と声をかけるのが正解なのかいつも悩んでいますが、“一人じゃない”それだけは絶対です。時に応援がプレッシャーになったりもするかもしれません。そしたら勉強から離れたっていい。ここまで頑張ってきたことは結果よりもずっと大きなものを得ることになります。受験に向かう今を大切に健康第一で頑張ってください!
4.この学校の良さを、ひと言で表現すると…
「のびのびとしていて、個々と向き合ってくれる学校」
5.二高卒業後のプロフィール
1985年1月生まれ 東京都出身
2001年7月-2002年7月 高校在学中にアメリカへ留学
2003年3月 共立女子第二高等学校卒業
2007年3月 上智大学文学部教育学科卒業
2007年4月 株式会社ワールド入社
2019年8月 フリーライターに転身
2020年6月~現在 地域情報サイト「まいぷれ立川」運営