vol.59 田中絵麻 19回生
1.今の自分(自己紹介・職業紹介)
大学を卒業後、電機メーカーのシャープ株式会社に入社しました。以来、長年に亘り広報の仕事に携わっています。
シャープといえば、冷蔵庫やテレビ、スマートフォンなどを思い浮かべる方もいらっしゃると思われますが、古くはシャープペンシルを作った会社で、現在の社名の由来にもなっています。「まねされる商品をつくれ」という創業者の精神から、数々の「世界初・日本初」や独創的な商品を生み出してきました。「チン」と鳴る電子レンジやカメラ付きの携帯電話もシャープから生まれました。
広報は、自社の商品やサービスなど事業活動に関する情報を発信する仕事です。会社を取り巻く方々に、企業理念や事業活動をご理解いただき、シャープのファンになっていただけるよう、日々取り組んでいます。
-
新製品の紹介
-
記者発表会にて司会中
2.共立女子第二中高時代の感想、思い出、学校の良さや受験生に伝えたいこと。
私は、八王子で生まれ育ちました。将来に向けてしっかりした教育を…、と考えた親の勧めで、自宅から通いやすい共立女子第二に中学校から入学しました。
共立第二は、英語教育に非常に力を入れている学校でした。当時としては、各段に多くの英語に接する機会を与えていただいたと思います。日本人の先生による文法や長文読解などの授業はもちろんですが、外国人の先生による英会話の授業も充実していました。中学に入って初めての英会話の授業で、イギリスから来た先生がクラスの生徒一人ひとりに欧米風の名前をつけてくれたことがありました。私は、ほぼ実名のままですが「Emma」でした。初めて接する異国の文化にワクワクし、授業が終わってもその名前で呼び合うのがとても楽しかったのを覚えています。毎年の英語スピーチ大会に加え、“日本語使用禁止”の合宿にも参加しました。英語で「オズの魔法使い」の演劇をしたと記憶しています。慣れない英語、さらに人前での演技と戸惑いもありましたが、皆で一生懸命練習して本番を迎え、達成感を覚えたものでした。
また、私の青春時代は欧米からの洋楽が大人気で、当時の私は“寝ても覚めても音楽”な生活でした。先生と音楽の話題で盛り上がったり、先生から好きなアーティストに関連する本を貸してもらったりしたことも、とても良い思い出です。
このように英語を“手段”として、新しい世界とつながったり、何かを成し遂げたりする楽しさを学べたことが、私が最も共立に感謝していることのひとつです。日々の学習や体験を通じて、まだ見ぬ世界へと一歩踏み出す力をくれる、そんな学校だったと思います。
3.受験生へのメッセージ
共立は、先生方が一人ひとり異なる生徒の状況をよく見て、いつもそっと寄り添ってくれるような学校です。私は早々に大学は外部受験をしようと決めていたのですが、折に触れ、適切なアドバイスや指導をしてくださり、未来を描くため、また夢を実現するために導いていただきました。私はいまでも共立女子第二が大好きです。
豊かな自然に、充実した設備。さらには志を同じくする仲間たちに囲まれて、必ずや楽しく、充実した学校生活を送れると思います。
4.この学校の良さを、ひと言で表現すると…
いつも温かくて安心できる場所。
5.二高卒業後のプロフィール
1991年 共立女子第二高等学校 卒業
1991年 東京女子大学 現代文化学部 言語文化学科 入学
1995年 東京女子大学 現代文化学部 言語文化学科 卒業
1995年 シャープ株式会社 入社