Vol.39 島田理美 40回生
1.今の自分
私は現在、病院薬剤師として勤務しています。 薬剤師は日々、目の前の患者さんに対して安全で適切な薬物治療が行われるように支えている職業です。内服薬、注射薬など薬が関与する場面では薬剤師の存在は欠かせません。現在病棟では、患者さんに寄り添って治療効果について検討し、その薬の変更が必要であると判断された場合は医師へ薬の内容変更を相談・提案し、副作用の発現予防にも努めています。また、医師・看護師等の他の職種との連携を行いながら退院後の生活環境を考慮したサポートをしています。そして患者さんやそのご家族に心からの笑顔で感謝され、安心して退院する姿を見届けることができるよう日々奮闘中です。
2.共立女子第二中高時代の感想、思い出、学校の良さや受験生に伝えたいこと。その中で中高時代に学んで、今の自分のためになっていること
私は中高時代6年間体操競技部に所属していました。6年間の活動を通じて、目標に向かって努力し続けることの大切さや忍耐力・精神力を培いました。また、副部長という立場を経験し、臨機応変に対応することの重要性や物事を客観的かつ冷静に判断する事の重要性など多くのことを学び、現在でもその経験が活きています。苦楽を共にした仲間は一生付き合っていける最高の仲間となっています。また、とても心の温かい先生方が多い学校です。恩師である先生方には今でも感謝しきれません。進路変更に悩んでいた時に寄り添い、最後まで力になって下さりました。私はもともと文系特進クラスで現職とは異なる道を歩もうと考えていました。しかし、人生の転機があり、現職を目指すことになった時には高校2年生を終える時期でした。突然の進路変更にも関わらず、その後は何度も面談を行い、現役で合格できるように毎日時間を問わず受験勉強を支えて下さりました。その先生方のおかげで薬学部へ進学し、特待生として6年間を過ごすことができました。合格した時の喜びと感謝は今でも忘れられません。どんな時でも生徒の立場でしっかりと親身に向き合ってくれる先生が多い学校だと思います。
他にもこの学校の良い点はたくさんあります。ゴルフ場や広大なグラウンドやテニスコートといった自然や設備に恵まれている環境でのびのびと学生生活を送ることができるのも魅力のひとつではないでしょうか。この環境だからこそ得られるものは多くあるはずです。温かい先生と仲間たちに囲まれた生活が待っています。受験生の皆さんは、是非足を運んでみて下さい。
3.受験生へのメッセージ
この学校はとても自然に恵まれており、のびのびとした環境で温かい先生方に支えられながら日々成長していくことのできる学校です。6年間の学生生活を通じて一生付き合っていける大切な仲間に出会うこともできます。また、礼法という授業では、礼儀作法等の女性として必要な立ち振る舞いを学ぶことができます。女子校という環境だからこそ得られる多くの素晴らしい時間を是非、皆さんにも経験していただけたらと思います。
4.この学校の良さを、ひとことで表現すると
とても心の温かい先生方と素晴らしい仲間に出会うことの出来る学校です。
5.プロフィール
2012年 3月 共立女第二中学高等学校 卒業
2012年 4月 横浜薬科大学 薬学部 臨床薬学科 入学
2018年 3月 横浜薬科大学 薬学部 臨床薬学科 卒業
2018年 第103回 薬剤師国家試験 合格
2018年 4月 独立行政法人国立病院機構 就職
現在、国立病院機構栃木医療センターにて病院薬剤師として勤務中