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Vol.5 竹口蘭 30回生

Vol.5 竹口蘭 30回生

1.今の自分について

医師として病院で勤務しています。専門は麻酔科です。病院の手術室が私の職場になります。

麻酔科医というと手術中、患者さんの痛みを取り除き、眠らせる仕事と思われがちですが、実際はそれだけではありません。外科医は手術をします。その手術中、ありとあらゆるストレスから患者さんの全身(心臓や肺、肝臓、腎臓など…)を守るために様々な薬を投与し調節するのが私、麻酔科医の役割です。どんなに手術が成功しても、全身状態が整わなければ術後の回復もスムーズにいかなくなります。その全身状態を最適に維持するのが私のお仕事です。現在医師7年目、今年麻酔科専門医を取得しました。最近では後輩医師を指導したり、新たな難題にぶつかっています。勉強は好きではないのですが、麻酔の勉強は苦にはなりません。自分で選んだ医師という職業、麻酔という専門、働く女性として、一人の女性としてずっと輝いていたいなぁなんて思ったりして日々、切磋琢磨しています!

2.共立二中高の思い出

中学・高校6年間サッカー部に入部していました。入部した理由はかっこいい先輩がいたからでした。単純な理由から始まった私のサッカー部人生でしたが、最高の仲間に囲まれてすぐに夢中になりました。なんだかよく分からない日々のもやもやも、大好きな仲間と夢中になれることがあったから、吹き飛ばすことができました。

部活だけでなく、素敵な友人がたくさんでき、その友人たちとの学校行事はいつも全力投球でした。いつも全力だから、楽しい!!忘れない!!また頑張れる!!という良い循環が生まれ、辛いことがあっても「あの時頑張れたのだから、今回も乗り越えられる!」と精神的にも強くなれました。自分を奮い立たせてくれる仲間の存在は、本当に大きいです。

女子だけなので変に遠慮せず、ありのままの自分を表現し合えるからこそ、本当の仲間になれるのだと思いました。

高尾という大自然のなか、大らかで温かくて頼れる先生方、その環境の中ですでに学校生活を始めている先輩たち。今でも校歌を完璧に歌えるほど共立第二への愛情が止まらない私を含めた卒業生。ぜひみなさん仲間入りしてみませんか!?都心の学校にはない大自然、そこから生まれる人とのつながり、青春が共立第二にはありますよ!!

3.受験生へのメッセージ

環境は人を大きく変えると思います。
私は共立第二という環境の中で【仲間という宝物】を見つけました。

宝物の存在が私を精神的に強くしてくれ、また信じあえる仲間がいるというこれ以上ない幸せを得ることができました。そして30代の今、自分が描いていた人生を楽しむことができています。みなさんの一度しかない中学・高校生活をぜひ共立第二という環境でさらに輝いたものにして頂けたらいいなと思います!!

4.学校の良さを一言で表現すると…

愛情いっぱい!!
→共立第二から受け取った多くの愛情はもちろんなのですが、母校を誇り、そして愛する卒業生の多さは他の学校ではなかなかないのではないでしょうか。
みんな共立第二が大好き、愛情いっぱいなのです!だって本当に楽しかったから!!

5.プロフィール

1983年11月生まれ 東京都府中市出身
2002年3月 共立女子第二高等学校 卒業
2002年4月 埼玉医科大学 医学部 医学科 入学
2009年4月 都内大学病院勤務(2年間臨床研修医、その後麻酔科入局)
現在は都内の病院にて麻酔科医として勤務