vol.73 百瀬瑞穂 47回生
1.今の自分(自己紹介・職業紹介)
私は高入生として共立女子第二高等学校に入学し、3年間過ごしていました。高校卒業後は理学療法士という国家資格を所得するために東京工科大学に進学し、大学卒業後はリハビリテーション病院で働いています。理学療法士とは病気や怪我、高齢などで身体に障害がある人や運動機能が低下した人に対して基本的な動作能力(起きる、座る、立つ、歩くなど)の回復・維持を目的にリハビリを行う専門職です。私がこの職種を目指したきっかけは部活動での経験が大きいです。私は陸上競技部に所属していました。数回の怪我を通して医師や顧問の先生、部活の先輩にリハビリの大切さを教わりました。その経験を生かして人を助ける仕事に就きたいと考え、担任の先生とも相談し理学療法士という職種に出会いました。患者様1人1人に最適なリハビリを考えることは難しく大変なこともありますが、患者様やそのご家族に感謝をされるのでとてもやりがいを感じております。私は理学療法士として今後も患者様に寄り添っていけるように精進していきたいです。

2.共立女子第二中高時代の感想、思い出、学校の良さや受験生に伝えたいこと。
私にとって共立女子第二高校は初めての女子校の生活でした。入学当初、女子校は怖いイメージがあり馴染めるか不安でした。しかし、実際に入学してみると全然そんなことはありませんでした。高入生、内進生みんな明るく個性的で優しい人たちばかりで居心地が良く毎日が楽しかったです。また先生方も学習面や生活面、進路についてなど真剣に向き合い、手厚くサポートしてくださりました。卒業まで親身に相談にのってくださり大変感謝しております。
また高校生活で印象に残っていることは陸上競技部です。共立女子第二高校は珍しい部活が沢山あったため、他の部活と迷ったこともありました。高校受験の時、学校説明会で初めて共立女子第二高校に訪れた時、400mトラックのある広大なグラウンドに圧倒されて高校でも是非ここで走り続けたいと思い中学に引き続き陸上競技部に入部しました。大会に向けてこのグラウンドで仲間と切磋琢磨し、沢山汗や涙を流しながら練習をしたことが印象に残っています。部活動だけではなく他にも思い出に残っていることは体育大会です。共立女子第二高等学校の体育大会はこのグラウンドが会場でありプログラムは陸上競技を中心に組まれていました。私は個人種目で3年間800m走に出場し3年連続1位を獲得することができました。そしてこの体育大会の次の日に開催した高校最後の陸上大会でも個人種目の800m走で7位入賞をすることができました。これらを獲得することができたのは、家族、先生方、先輩、後輩、友達といった多くの方々が支えてくれたことや中学と高校の6年間陸上競技部を続けてきたことが大きいと感じています。最後の最後に結果を出すことができて本当に良かったです。
そしてありがたいことに高校卒業して社会人になった今もこの大好きなグラウンドで走っています。毎年2月に八王子市内で開催される「全関東八王子夢街道駅伝競走大会」に向けて陸上競技部OGの先輩方と共に練習をしています。練習でこの400mトラックや駅伝大会で走っている時、高校生の時に沢山走った記憶が蘇り、共立女子第二高校の卒業生で本当によかったと感じています。高校を卒業してからも陸上競技部を通してまた新たなご縁を繋いで頂き、本当に嬉しく思っています。
3.受験生へのメッセージ
“努力は人を裏切らない”私はこの言葉を胸に刻み勉学や部活動に取り組んでいました。
一生懸命やっても結果が伴わないこともありますが、誰かが見ていてくれているしきっとゆっくり結果は出てきます。たとえ時間がかかっても諦めずに自分を信じてください。そして辛い時は色んな人に力を借りて、それに感謝できる人になってください。応援しています。
4.この学校の良さを、ひと言で表現すると…
自然豊かな環境で、のびのびと過ごすことができ、自分の可能性を広げられる学校。
5.二高卒業後のプロフィール
2019年3月 共立女子第二高等学校卒業
2019年4月 東京工科大学医療保健学部理学療法学科入学
2023年3月 東京工科大学医療保健学部理学療法学科卒業
(現在は東京工科大学 医療保健学部リハビリテーション学科 理学療法学専攻)
2023年4月 小平中央リハビリテーション病院 入職




