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Vol.53 阿部 恭子 31回生

Vol.53 阿部 恭子 31回生

1.今の自分(自己紹介・職業紹介)

大学卒業後、数社で営業職を経て2015年にライターになりました。これまで大手出版社運営WEBサイトやフリーペーパーなどで書いてきました。商品コピーやコラムなど実にさまざまに書いてきましたが、一番好きなライティングはインタビュー記事です。私は人と話すのが大好きです。自分にはない価値観や考え方を知るのはとても楽しいし、勉強になります。インタビューをして思うのが、誰にでもドラマがあるということです。全部違うドラマだし毎回必ず発見があるから、インタビューって本当に飽きないのです。インタビュイー(インタビューを受ける人のこと)の魅力を引き出して、私の文章で世間に魅力を届ける、これがインタビューライターのミッションであり、やりがいだと思っています。他にも、経営者とタッグを組んで新規プロジェクトの企画から考えたり、ディレクターや編集をしたりなどもしています。フリーランスは特に縛りがないので、その時々に応じて自分の強みやできることをサービスとして提供しています。

2.共立女子第二中高時代の感想、思い出、学校の良さや受験生に伝えたいこと

一番の思い出は中高6年間所属したコーラス部です。中学3年生で部長になったのですが、その時に初めてNHK全国学校音楽コンクール(Nコン)の全国大会に出場できました。これはずーっと私の自慢です(笑)。でも、全てが順風満帆なわけではなく、部長として自信がない時もありました。むしろ、そっちのほうが多かったです。辛いこともあったし、本当に私が部長でいいのかと何度思ったことか。それでも最後までやりきることができたのは、先生たちが励ましてくれたり見守ってくれたりしたからです。弱気な私に「大丈夫!」と背中を押してくれた先生たちがいたから、頑張ることができました。

部活以外の思い出といえば、高校3年生の白亜祭で有志メンバーで行った「ベルサイユのばら」です。宝塚歌劇を再現した舞台で、もう本当に楽しかったです。宝塚に入りたかった私としては夢が叶った瞬間でした(笑)。高校3年生で有志でやるのは無謀のようですが、受験生で限られた時間だからこそ時間配分や自分のモチベーションをコントロールすることができたし、楽しいことをするからこそ受験も頑張ろうと思えました。その結果、第一志望の大学にも入学できました。

部活やイベントは確かにインパクトが大きいですが、緑に囲まれた環境でのびのびと過ごした何気ない日々全てが思い出です。当時は何とも思わなかったけれど、自然豊かな環境は都内にはなかなかないですし、ましてや学校でこれほどまでに自然を味わえるところは他にはないと思います。日本の四季を感じながら、十分な設備がある環境で学べることは本当に贅沢なことだったんだなぁと実感しています。

とにかく、中高6年間はどの部分を切り取っても学び得るものしかなかったです。今の私のベースを形成したのが共立第二での日々。無我夢中になって前向きに、自分を信じれば道は開けるということをこの6年間で学びました。

3.受験生へのメッセージ

受験生の皆さんは多かれ少なかれ不安を感じて、受験に辛くなることもあるかと思います。でも、不安というのは自分がレベルアップする時に必ず感じるもの。自分が成長する時のサインだと思うのです。なので、不安を感じたら「今よりもっと素敵な自分になれるんだ!」と思ってみてください。そうすれば、受験も辛いだけでなく、自分を成長させるゲームのように感じられると思います!

皆さんには仲間もいるし先生たちもいます。仲間と一緒にいられる時間を楽しんで、辛くなったら先生たちには我慢せずに話してみてください。先生たちはきっと力になってくれるはずです。先生たちに大いに甘えつつ仲間と切磋琢磨しながら、今しか味わえない共立第二での時間をとことん楽しんで悔いなく過ごしてください。

4.この学校の良さを、ひと言で表現すると…

「個性を認めてくれる学校」です。どんな生徒に対しても理解を示して親身になって寄り添ってくれるし、白亜祭・体育大会・部活・科目ごとの発表会など生徒それぞれの個性を発揮できる場所がたくさんある学校だと思います。

5.プロフィール

1985年3月生まれ 東京都出身
2003年3月 共立女子第二中学高等学校卒業
2007年4月 成蹊大学文学部国際文化学科卒業
      大学卒業後、金融・家具企業にて営業職に従事
2015年9月 ライターに転身
2016年4月 フリーランス(個人事業主)となり、本格的にライター活動開始